山田洋次監督の最新作『TOKYOタクシー』の公開初日舞台あいさつが21日、都内にて開催。監督に加え、倍賞千恵子、木村拓哉、蒼井優、迫田孝也、優香、中島瑠菜、神野三鈴ら出演者も登壇し、作品にこめた熱い思いを語った。
【写真】公開初日を迎え笑顔を見せる倍賞千恵子&木村拓哉
山田監督の91作目となる本作は、フランス映画『パリタクシー』を原作に新たな息吹を吹き込んだヒューマンドラマ。昭和・平成・令和と、日本に生きる人々の姿を長年描き続けてきた山田監督が、刻々と変わりゆく大都市・東京を舞台に、人生の喜びをうたいあげる。
今年2月から4月にかけて行われた撮影を振り返り、倍賞は「私の撮影は、柴又から始まりました。映画『男はつらいよ』は柴又で終着を迎えており、終わりと始まりが柴又にあったことは生涯で忘れられない思い出になりました」と、以前に出演した山田監督作と関連性があったことに運命を感じたと明かす。
木村は、撮影終了後の山田監督が忘れられないと語る。その言葉は「作品に携わった人の思いが、作品の艶になっていると思うんだ。今回は艶に恵まれたことに感謝します」というもの。「それをキャスト・スタッフ全員に伝えてくれた時に、いい場所に参加できたという思いに溢れたことを覚えています」と感無量の表情を浮かべた。
山田監督にとっても、かけがえのない一作になったよう。「一生懸命作っても、観客がどんな反応をするのか作り手にはわかりません。喜劇だったら笑ってくれるのか、恋愛だったら胸がキュンとしてくれたのか。わからないし、わかるべきではない。
本作が“奇跡の出会い”を描いているということで、それぞれが「忘れられない出会い」を語るコーナーも。これまで70本も山田監督作品に参加している倍賞は、監督との初対面時のエピソードを挙げるのだが、監督は「覚えていない」と。しかし、当時の映画監督の中で倍賞を撮ることは“憧れ”だったそうで「あの頃の倍賞さんは、今までにない輝きを持つ新しいタイプのスター。“映画を撮るならあの人を主役にしたい”と誰もが思っていました」と回顧する。
さらに「いい役者に巡り会えるかどうかで監督の運命は決まるようなもの。芝居の上手い下手はあるけれど、人間そのものの素材の出来が良いか悪いかもあって、魅力がある人じゃないとダメなんですよね。長くいつまでも見ていたい人が、いい役者なんです。それに巡り会えるかどうかで、運命は決まると思っています」と自論を述べ、「今作は、これ以上ないと言っていいほどステキな俳優たちに恵まれたと思っております」と出会いに感謝し、作品に自信を見せていた。
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