香川照之が主演する映画『災 劇場版』より、場面写真が一挙解禁された。

【写真】ますます謎が深まる――『災 劇場版』場面写真ギャラリー

 本作は、WOWOWの『連続ドラマW 災』を再構築し、全く新しい「恐怖」を描くサイコ・サスペンス。



 監督集団「5月」の関友太郎と平瀬謙太朗が監督、脚本、編集を務める。長編デビュー作『宮松と山下』に続き、本年度のサン・セバスティアン国際映画祭で2作連続かつコンペティション部門での正式招待という快挙を成し遂げた。前作からの再タッグとなる香川照之が主演を務め、中村アンをはじめとする主役級のキャストが脇を固める。

 家族や進路に悩む女子高生、ある過去を抱えた運送業の男、さえないショッピングモールの清掃員と理容師、負債を抱えた旅館の支配人、平凡な主婦。ある日、彼らのささやかな日常が、なんの前触れもなく不可解な〝災い〟に襲われる。警察にはすべて自殺や事故として処理されるが、何かがおかしい。刑事の堂本だけが妙な気配を感じ取り、災いの真相に迫っていく。一方でその災いの周辺には、いつもある「男」が紛れ込んでいたー。

 場面写真には、不安にも必死そうにも見える表情で窓ガラスをホースで清掃する男(香川照之)。そしてその男とエレベーターで一緒になるが、気にもとめない様子の刑事の堂本(中村アン)、また死体が発見された現場で調査中の堂本と、その同僚の飯田(竹原ピストル)と菊池(宮近海斗)たち。さらには、ファミレスにいる倉本(松田龍平)や、雨のなかたたずむ祐里(中島セナ)、タバコを吸う岸(シソンヌじろう)ら、災いに巻き込まれる人々の姿も。

 倉本はどうして振り向いたのか、岸は誰に火をつけてもらっているのか、祐里は何を見たのか―。
そして刑事たちは彼らの身に起こる「災い」の真相にたどり着けるのか―。場面写真から本作の全容が徐々に明らかになるものの、「男」の正体はいまひとつつかめない。

 映画『災 劇場版』は、2026年2月20日より全国公開。

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