川島鈴遥と森田想が姉妹役でダブル主演する横尾初喜監督最新作『いろは』が、5月22日より公開されることが決定。ポスタービジュアル&場面写真、川島・森田・横尾監督からのコメントが到着した。



【写真】主人公たちの感情の振幅を捉えた『いろは』場面写真(11枚)

 本作は、Z世代のリアルな感情と、女性の自己肯定感をテーマにした、不透明な時代を生きる姉妹が織りなす青春ロードムービー。実家の茶舗を手伝いながら“揺らぎのない日々”を送る妹・伊呂波と、自由奔放で妊娠をきっかけに帰省した姉・花蓮が、長崎を横断しながら「子どもの父親を探す」旅を描く。

 将来が不透明で、今の自分に納得がいかないまま実家暮らしをする22歳の伊呂波。ある日、5年ぶりに姉・花蓮が帰ってくる。花蓮は伊呂波とは違って、自由奔放で恋愛体質。いつも人生を大胆に選んできた。しかしこの時花蓮は「妊娠した・でも父親が誰かわからない」という現実を抱えていた。心当たりは3人。御曹司・DV気質の年上男性・借金を抱えた元恋人。どの関係にも“愛”とは呼びきれない曖昧さが漂っている。

 なぜ花蓮は、傷つくとわかっている恋愛を繰り返してしまうのか。半ば強引に父親探しに同行させられた伊呂波は、姉と共に長崎県内を巡るうちに、恋愛の裏側にある孤独と承認欲求を目の当たりにする。
強く見えていた姉は、本当は誰よりも「愛されたい」と願っていた。外側のきらびやかさとは裏腹に、自分の価値を他人に委ね続けていたのだ。

 そして伊呂波自身もまた、恋愛をしないことで傷つくことから逃げていたのに気づく。誰かに選ばれるよりも、まず自分を認めること。誰かに愛される前に、自分を受け入れること。ぶつかり合いながら本音をさらけ出した姉妹は、ようやく互いの弱さを知る。正解のない恋と、不完全な自分を抱えながら、姉妹の旅は続いていく――。

 主人公・伊呂波を演じるのは川島鈴遥。消極的で内向的なヒロインの揺れ動く心情を繊細に体現する。姉・花蓮役には森田想。自由奔放に見えながらも、心の奥に不安と孤独を抱えた26歳の女性をリアルに演じる。母・和葉役の鶴田真由、民宿の女将役の遠藤久美子らが脇を固め、姉妹の旅に奥行きを与える。


 監督は長崎県佐世保市出身の横尾初喜。柔らかな映像美と、人物の感情に寄り添う繊細な演出に定評があり、本作でも長崎の海や坂道、港町の空気感を背景に、等身大の青春を描き出す。観ると勇気がもらえる、恋に迷い、自分を好きになれない全ての女性へ贈る、等身大の自己肯定感“回復”ストーリーが誕生した。

 ポスタービジュアルは、「自主性ゼロ 自己主張ナシ お姉ちゃんが大嫌い 自分のことが大嫌い」というコピーと共に、どこか遠くを見つめる姉妹の姿を切り取ったもの。未来への不安と、それでも前へ進もうとする意志を感じさせるビジュアルに仕上がった。

 場面写真は、家族の食卓、車中の静かな時間、男たちと向き合う緊張の瞬間、姉妹が本音をぶつけ合うシーンなど、感情の振幅を捉えたカットとなっている。

 川島は「“自分らしくあること”をいろはとして、そして演じる私自身も忘れずに、毎日、役と共に色んなものに向き合いながら撮影をし、完成に向かっていったように思います」と振り返り、「あの時、あの瞬間の全てを込めた作品です。『いろは』が沢山の方の目に触れ、力強く、そして優しく、皆さんの心に届きますように」とメッセージ。

 森田は「内に籠もりがちで見ていてもどかしい、いろは。彼女を姉として自由奔放に振り回すつもりが、一緒になって揺さぶられて悩んで成長していく。そんなちぐはぐな姉妹のお話を、鈴遥ちゃんと向き合うことで本当の人生の時間軸のように感じた不思議な日々でした」と撮影を述懐。そして「完成した作品を観て、側からは小さな粒に思えるような葛藤であっても、うまく言葉に出来ない大きな愛情が姉妹2人を繋いでいた気がします」と語っている。


 本作は長崎MOVIE PROJECTの一環として制作され、地域と共に映画を育てる取り組みとしても注目されている。そしてこの地方発の青春映画が、いよいよ全国へ羽ばたく。

 横尾監督は「地元長崎で、映画を撮り続けようと決めた2019年の『こはく』から、3作目になりました。長崎のたくさんの方々と触れ合う中で生まれた映画『いろは』です。世界へ届きますように」とコメントを寄せた。

 映画『いろは』は、5月8日より長崎先行公開、同月22日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開。

※川島鈴遥と森田想のコメント全文は以下の通り。

<コメント全文>

■川島鈴遥(伊呂波役)

主人公のいろはを演じました、川島鈴遥です。皆様にお届けできること、とても嬉しいです。“自分らしくあること”をいろはとして、そして演じる私自身も忘れずに、毎日、役と共に色んなものに向き合いながら撮影をし、完成に向かっていったように思います。愛ある監督やスタッフさん、キャストの皆さん、そして長崎のロケーションの中での撮影は、とても濃密でご褒美のような時間でした。

あの時、あの瞬間の全てを込めた作品です。
『いろは』が沢山の方の目に触れ、力強く、そして優しく、皆さんの心に届きますように

■森田想(花蓮役)

いろはの姉、花蓮を演じました森田想です。内に籠もりがちで見ていてもどかしい、いろは。彼女を姉として自由奔放に振り回すつもりが、一緒になって揺さぶられて悩んで成長していく。そんなちぐはぐな姉妹のお話を、鈴遥ちゃんと向き合うことで本当の人生の時間軸のように感じた不思議な日々でした。

完成した作品を観て、側からは小さな粒に思えるような葛藤であっても、うまく言葉に出来ない大きな愛情が姉妹2人を繋いでいた気がします。温かく見守って下さる皆さんと劇場でお会い出来ますように。監督そしてキャスト・スタッフの皆さん、ご協力頂いた長崎の皆さんに感謝致します。お楽しみに!

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