西島秀俊が主演を務める中島哲也監督の新作映画『時には懺悔を』が、8月28日より全国公開されることが決定。あわせて、特報映像とメインビジュアルが解禁された。



【動画】『時には懺悔を』特報映像が公開

 原作は打海文三の同名小説で、重度の障がいを抱える子どもを通して描かれる、親子の絆の物語だ。『下妻物語』『告白』など、その圧倒的な映像美や先鋭的な演出で、新作を発表するたびに日本映画界に衝撃を与えてきた中島哲也監督が、傑作ミステリー小説の映画化に挑む。

 中島監督は「見る人の気持ちを動かす映画ができるのでは」という想いをずっと抱き続けてきたという。脚本を書き始めた当初はなかなか賛同者を得られなかったが、構想18年という時を経て、まさに新境地と呼べる感動作が完成。「過去に大きな傷を負った大人たちが、今を必死に生きる“たったひとつの小さな命”と出会い、人生の活路を見出す物語」を独自の視点と緻密な演出で描き出している。

 主演を務めるのは、中島哲也と初タッグとなる西島秀俊。家族との不和を抱えながら生きる男・佐竹を演じる。さらに、本作で同じく中島組に初めて参加し、西島と初共演を果たす満島ひかり、そして黒木華、宮藤官九郎、柴咲コウ、塚本晋也、片岡鶴太郎、佐藤二朗、役所広司など、日本映画界の至宝たちが、この「奇跡の物語」を届けるために集結した。

 今回初解禁となる特報映像は、心電図モニターのビープ音が鳴る中、懸命に生きようとする小さな命の姿から始まる。一転、憔悴しきった主人公・佐竹(西島)に向かって「お前、神様っていると思うか?」と問いかける投げやりな声。追い詰められ、疲れ果て、敵意をむき出しにした大人たちの「ぶっ殺されてえか」「なんでそんなに悪い子なの!」という怒声が重なる。

 「分かってんのか! お前は今自分が何をしているのか!」と詰め寄る佐竹に対し、聡子(満島)は「あの子、生きてちゃいけないわけ?」と逆らうように感情を露わにする。
「産んだ責任取れって?」と突きつける民恵(黒木)。「俺が殺したんだ」と告白するようにつぶやく佐竹。大人たちの表情がわずかに和らぎ、誰かの声に耳を傾けるような眼差しも見える。

 やわらかな光に満ちた川岸の道を、大きめのベビーカーを押して歩く男の姿に重なる「生きていく。たとえ神様なんていなくても――」というコピーが胸の奥に染みわたる。そして画面は再び小さな手を映し出す。映像冒頭にはなかった大きな手を握るその手は、これから生きていくという、覚悟とも取れる力強さを感じさせている。

 あわせて公開されたメインビジュアルには、「生きていく。たとえ神様なんていなくても――」と、覚悟の表れとも取れる力強いコピーが大きく掲げられている。苦悩なのか、後悔なのか、涙を浮かべ呆然と何かを見つめる佐竹(西島)。追われているのか、それとも追っているのか、懸命に走る聡子(満島)。冷たい感情を静かににじませる民恵(黒木)、自制できずにわめく明野(宮藤)、諦めにも似た感情で視線を送る由紀(柴咲)。
さらに塚本晋也、佐藤二朗、片岡鶴太郎、そして役所広司らベテラン俳優たちが見せる表情にも注目したい。そんな大人たちの中心で、喜びの表情を見せる新(しん)の笑顔はとても愛らしく、まるで翳りを見せる大人たちを照らす太陽のように眩しい。

 映画『時には懺悔を』は、8月28日より全国公開。

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