9月13日(木)から24日(月)まで松屋銀座にて開催されている40周年記念「ベルサイユのばら展」。初日を迎えた13日、原作者である池田理代子が来場。
今年で40周年となる“ベルばら”の裏話などを明かしてくれた。また、作品に縁のある元宝塚歌劇団の初風諄、湖月わたる、大の「ベルサイユのばら」ファンのタレント・朝比奈マリア、アニメ版でアンドレの声優を担当した志垣太郎もお祝いに駆け付けた。
見応え十分!コミック~舞台~アニメ~現在までの“ベルばら”歴史を「ベルサイユのばら展」と共に振り返る
 コミック~舞台~アニメ~現在までの“ベルばら”の歴史を、原画やセル画、宝塚歌劇の舞台美術を再現し、一挙に紹介する「ベルサイユのばら展」。

 池田は「マリー・アントワネットの本を高校二年の夏に読みまして、ぜひこれを将来なんらかの形で、映画や何かで“私のマリー・アントワネット”を書いてみたいと思いました。24歳の時にその願いが叶いました」と本作の誕生理由を明かす。

 宝塚ではアンドレとフェルゼン、二役を演じた経験を持つ湖月は「フェルゼンでは、宝塚初めての海外公演を韓国でやらせていただいた」と話し、韓国のベルばらファンに「“なんで主役がフェルゼンなの?”と質問されました」と当時の思い出を語った。

 また、本展覧会では原画やセル画のほか、本展のために池田が新たに描いたマリー・アントワンネットとアンドレの絵が二枚飾られている。池田はこの絵について「ちょっと席を立った間に、エアコンから水がポタポタ垂れておりまして…実は、アントワネットの絵はエアコンの水にまみれて、波打ってしまったんです」と制作の裏話を披露。「もう締め切りの前日は徹夜でした」と告白。「実はアントワネットの顔も一生懸命落としたのですが、実は汚れているんです」とのことだ。

 “ベルばら”に関するものが一同に集められた本展覧会は2012年9月13日(木)~24日(月)、松屋銀座8階イベントスクエアにて開催
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