完全新作の劇場アニメ『ベルサイユのばら』が、2025年新春に上映される。このたび、9月4日のハンス・アクセル・フォン・フェルゼンの誕生日を祝福し、彼を写した場面写真4点が新たにお披露目された。


『ベルばら』の通称でも親しまれる『ベルサイユのばら』は、革命期のフランスで懸命に生きる人々の愛と人生を鮮やかに描いた池田理代子の代表作だ。1972年より「週刊マーガレット」にて連載され、累計発行部数は2000万部を突破する。連載中から読者の熱狂的な支持を集めた原作マンガは、宝塚歌劇団による舞台化やTVアニメ化など数々の方面で社会現象を巻き起こし、少女マンガ界に金字塔を打ち立てた。

2025年新春、完全新作として上映される劇場アニメは、『アオハライド』や『チア男子!!』の吉村愛が監督を務め、『呪術廻戦』や『この世界の片隅に』のMAPPAがアニメーション制作を担当するもの。キャストは、オスカル・フランソワ・ド・ジャルジェ役を沢城みゆき、マリー・アントワネット役を平野綾、アンドレ・グランディエ役を豊永利行、ハンス・アクセル・フォン・フェルゼン役を加藤和樹が演じる。

このたび9月4日の誕生日にあわせて場面写真が公開されたハンス・アクセル・フォン・フェルゼンは、容姿端麗で思慮深く知性的なスウェーデンの伯爵だ。パリ・オペラ座の仮面舞踏会で、オーストリアの女帝マリア・テレジアの娘であり、14歳でルイ16世の妃になるためフランスにやってきたマリー・アントワネットと運命の出会いを果たす。許されざる恋に翻弄されながらも、彼女への愛を貫き自身で人生を選び取っていく。宝塚歌劇では「『ベルサイユのばら』-フェルゼン編-」が絶賛上演中で、宝塚歌劇『ベルサイユのばら』の初演から50周年を迎えた記念すべき年に主役としても選ばれたキャラクターである。

そんな絶大な人気を誇るフェルゼンの場面写真には、後に親友として友情を育むことになり、若くしてフランス近衛連隊長としてマリー・アントワネットの護衛を務めるオスカル・フランソワ・ド・ジャルジェとの出会いの場面などを見ることができる。さらに、愛と運命を捧げることになるマリー・アントワネットを麗しい瞳で見つめる場面など、オスカルとマリー・アントワネットの人生を左右していく重要シーンが収められている。

完全新作の劇場アニメではそんなフェルゼンの声優を、『仮面ライダー THE NEXT』風見志郎役や『ディズニー ツイステッドワンダーランド』マレウス・ドラコニア役などで俳優・声優として活躍するだけでなく、音楽活動・ミュージカルでも国内外で活動の幅を広げる加藤和樹が務める。


出演について加藤は、「誕生から50年…その間、全く色褪せることなく愛され続けている『ベルサイユのばら』にフェルゼン役として参加させていただけるなんて身に余る光栄です。ミュージカル作品でフランス革命に身を投じた経験のある身としては、このお話しが決まった時は感慨深いものがありました」と話し、まるで演じるフェルゼンとアントワネットのように運命的に本作へ導かれたようだ。

さらに、今回の劇場アニメ化については「原作の名シーンはもちろん、新たに歌唱演出も加わり、現代の映像技術で令和の時代に新たな革命を起こす作品になっていると思います。ご期待ください!」とコメントする。完全新作で再び幕を開ける『ベルサイユのばら』に想像が膨らむと共に、新たなフェルゼンの誕生にも胸が高鳴る。

完全新作の劇場アニメ『ベルサイユのばら』は、2025年新春に上映される。8月26日のアンドレの誕生日、29日の「ベルばらの日」、そして本日9月4日のフェルゼンの誕生日と、記念日にあわせた情報発信が続く本作の続報に引き続き注目だ。

劇場アニメ『ベルサイユのばら』
2025年新春公開
■原作:池田理代子
■STAFF:
監督:吉村 愛
脚本:金春智子
キャラクターデザイン:岡 真里子
音楽プロデューサー:澤野弘之
音楽:澤野弘之、KOHTA YAMAMOTO
アニメーション制作:MAPPA
製作:劇場アニメベルサイユのばら製作委員会
配給:TOHO NEXT、エイベックス・ピクチャーズ
■後援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ
■CAST:
オスカル・フランソワ・ド・ジャルジェ:沢城みゆき
マリー・アントワネット:平野 綾
アンドレ・グランディエ:豊永利行
ハンス・アクセル・フォン・フェルゼン:加藤和樹
(C)池田理代子プロダクション/ベルサイユのばら製作委員会
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