デビュー30周年を迎えた松本伊代 最新フォトギャラリー
「幼い頃から歌が大好きだった」と語る松本は今、改めて歌手活動の喜びを感じているのだと言う。「母が宝塚歌劇団の大ファンで、お腹の中にいる頃から宝塚の音楽をよく聞いていたそうです。その影響からか、幼い頃から家庭でも、歌謡曲を口ずさむことがよくありましたね」。1993年に夫・ヒロミと結婚後は、家庭を優先しながら仕事を続けてきたが、ここ近年、同期ユニットとして早見優、堀ちえみと結成した「キューティー★マミー」やミュージカルへの出演など精力的で、歌に対する思い入れは今も変わっていない。
9月26日に発売されたアルバム「オールウェイズ I・Y・O(30th Anniversary BEST ALBUM)」は、自身では初の自選ベストで、新曲「オールウェイズ・ラヴ・ユー」は本人が作詞を担当した。「作詞はほぼ初めての経験です。これまでの活動の集大成となる歌詞になればいいなと、歴代シングル曲のフレーズをたくさん使いました。ちょっと無理矢理繋げたところもありましたけど(笑)、イイ感じに仕上がったと思います」。
その新曲ももちろん披露されるであろう記念すべき30周年ライブが11月4日(イイヨの日)に開催される。なんと、単独ライブは約20年ぶりということで「シングル曲をなるべく多く歌いたいですね。昔から応援してくださっているファンの皆さんと一緒に盛り上がれたらうれしいです」と語る。
本人に一番好きな曲を聞くと「たくさんありますけど、思い入れの深い曲と言えばやっぱりデビュー曲ですね…。湯川(れい子)先生の歌詞を頂いた時、自分の名前が入っていて、正直とても恥ずかしかったのを覚えています」と、「センチメンタル・ジャーニー」との意外な出会いについて明かす。「でも、筒美(京平)先生の曲がついた完成版をいただいて、歌詞とメロディがとてもマッチしていて、自分の名前の歌詞が全く気にならなくなって、一気に大好きになりました。毎回歌うのが楽しみで、この曲でデビューができて幸せでした。もちろんライブでは、“16だから”をそのまま歌うつもりです。(笑)」
今回の記念ライブには、初期の曲のバックコーラス&ダンサーを担当し、曲を盛り上げたキャプテン(北沢清子・山本恵子)も出演するということで、80年代アイドルファンのハートを揺さぶるイベントとなりそうだ。「当時、早朝の生放送の番組中にどうしても眠くてウトウトとしていたら、キャプテンの2人が起こしてくれたことがありました(笑)。デビュー当時から少しお姉さんの二人がいろいろアドバイスしてくれてました。今も集まると懐かしい話に花が咲くんですが、私が忘れてしまっていることも二人はよく覚えてるんですよね」。ライブでは三人のトークも楽しみにしてほしいということで、いったいどんな裏話が飛び出すのか楽しみだ。
キャプテンの二人から「伊代ちゃんと私達の空気感は昔からずっと変わらないんですよね!当時フリをしていなかった曲にも今回のために用意していますのでお楽しみに!体にムチ打って頑張ります!(笑)」(北沢清子)、「今から本当に楽しみにしています。あれから時間が経っていますがフリはなんとなく体が覚えていました。これから本格的なリハーサルに入るので完ペキにします!」(山本恵子)と久しぶりの共演への意気込みをコメントしてくれた。
また、夫・ヒロミも妻の久々のアイドル活動を応援しているようで「特にトークについて相談にのってくれてます。 『昔に戻った気分で頑張って』と声をかけてくれました。」と、変わらず夫婦円満な様子を垣間見せた。
最後にファンに向けてのメッセージをお願いすると、「見どころは、私の久しぶりの(アイドルとしての)やる気です(笑)。こうなったらできるだけ16歳の頃の私になって歌いますので、ファンの皆さんも同窓会に来る気持ちで楽しんでいただきたいです!」と力強い言葉で締めくくってくれた。(取材・文:渡辺ゆき)
松本伊代30周年記念ライブ「やっぱり伊代ちゃん ~IYO MATSUMOTO 30TH ANNIVERSARY~」は、2012年11月4日(日)品川プリンスホテルステラボールにて開催。チケットは10月6日(日)より販売開始
Youtubeではキャプテンによる「松本伊代フリツケ・マスター」PVも公開。昔からのファンも当時を知らない人もベストアルバムとフリツケ動画をチェックして30周年記念イベントに参加しよう!