全米ケーブルテレビで、史上No.1視聴率を獲得し、高い人気を維持したまま2012年夏にファイナル・シーズンを迎えた、海外ドラマ「クローザー」。本作で“理想の女性上司”の称号をほしいままにした主演女優キーラ・セジウィックが来日。
<フォト>先取り!「クローザー」ファイナル・シーズン場面写真集
「クローザー」は、女性刑事ブレンダ・リー・ジョンソンが、LAPD(ロス市警)の重大犯罪課を舞台に、CIAで訓練を受けた“尋問のプロ”として、解明の糸口すら見えなかった難事件を、容疑者の自白を引き出すことによって解決に導き、事件をクローズするというクライム・サスペンス。
「日本で“ブレンダ”というキャラクターが受け入れられたことが、すごく嬉しいわ!」と目を輝かせて語るキーラ。「女性であれだけ高い地位にあって、男性社会の中でがんばっている。そういう女性は文化を超えて受け入れてもらえるのね」。
“ブレンダ”というキャラクターは語尾に“サンキュー”と言う口癖を持つ。これはブレンダという女性を語る上で必須条件だ。「(台本に)多少は書かれていたわ。でも、私がそれを誇張して彼女独特のクセとして、トレードマークにしたのよ」と笑みを浮かべる。また、本作が他のドラマ作品に比べて女性からの支持が高い理由を「まずは、女性が主人公であるからよね。そういう番組もあまりないし」と断言。さらに「彼女の視点で、番組が描かれていることもあるし、女性たちが“こういう人知っているわ”と共感を持てる。
本作では、主人公ブレンダはロス市警のチーフ、ブレンダの夫フリッツはFBI特別捜査官という、ある意味同業者夫婦。この点はキーラと実際の夫ケヴィン・ベーコンと一緒である。
本作では、キーラの夫ケヴィン・ベーコンが3エピソードの監督を務めている。「スタッフのアイディアだったのよ。彼(ケヴィン)が監督して私が主演した作品があるのだけど、きっとそれを観たのね。それでスタッフが私に“(本作の監督して)どう思う?”って聞いてきたの。
「クローザー」で“ブレンダ・リー・ジョンソン”を7年間演じたキーラ。フィニッシュを迎えた今の心境を「ホッとしている気持ちもあるけど、それよりも充実感や達成感、誇りのほうが強いわね。それと自分に対して“お疲れ様~”って言う気持ち(笑)」。
最後に、「これだけ『クローザー』の話をみっちり話すことは今後ないと思うわ。それを考えると5,000マイルも離れた日本で、PR活動の最後を迎えられることはとても嬉しいことね」と語った。(取材・文・写真:鈴木沙織)
「クローザー」ファイナル・シーズンは女性チャンネルLaLaTVにて絶賛放送中
7年間演じた“ブレンダ・ジョンソン”というキャラクターやご家族について話しを聞いた。
<フォト>先取り!「クローザー」ファイナル・シーズン場面写真集
「クローザー」は、女性刑事ブレンダ・リー・ジョンソンが、LAPD(ロス市警)の重大犯罪課を舞台に、CIAで訓練を受けた“尋問のプロ”として、解明の糸口すら見えなかった難事件を、容疑者の自白を引き出すことによって解決に導き、事件をクローズするというクライム・サスペンス。
「日本で“ブレンダ”というキャラクターが受け入れられたことが、すごく嬉しいわ!」と目を輝かせて語るキーラ。「女性であれだけ高い地位にあって、男性社会の中でがんばっている。そういう女性は文化を超えて受け入れてもらえるのね」。
“ブレンダ”というキャラクターは語尾に“サンキュー”と言う口癖を持つ。これはブレンダという女性を語る上で必須条件だ。「(台本に)多少は書かれていたわ。でも、私がそれを誇張して彼女独特のクセとして、トレードマークにしたのよ」と笑みを浮かべる。また、本作が他のドラマ作品に比べて女性からの支持が高い理由を「まずは、女性が主人公であるからよね。そういう番組もあまりないし」と断言。さらに「彼女の視点で、番組が描かれていることもあるし、女性たちが“こういう人知っているわ”と共感を持てる。
たとえば、ブレンダがプライベートも充実させて、仕事もがんばろうとしている姿勢は誰が見ても共感できるでしょ。私も彼女(ブレンダ)のような人を知っているから共感を持てるわ」とのこと。 女性からの支持が高い“ブレンダ”だが、キーラ自身はブレンダと似ているところはあるのだろうか。「似ているところと似ていないところがあるわね」と言い少し考え込む。「彼女とは世界観が違うわね。どちらかというと、彼女は外に目を向けていて、あまり自分を省みたりはしないわね。反対に私は内面に目を向けて、自己分析とかをよくするタイプなの」と言う。それに「私のほうがブレンダより少し大人かなと思うわ。でも頭はブレンダのほうが良いわね。それと、私は彼女と違って家族を最優先にしているわ」とキッパリ。
本作では、主人公ブレンダはロス市警のチーフ、ブレンダの夫フリッツはFBI特別捜査官という、ある意味同業者夫婦。この点はキーラと実際の夫ケヴィン・ベーコンと一緒である。
キーラの夫ケヴィンも俳優だ。劇中のブレンダとフリッツのように、キーラ夫婦も自宅で仕事の話をしているか聞いてみる。「正直に言うと、結婚当初は仕事の話をしていたわ。でも結婚して10年ほど経った頃、“他の家庭でもこんなに仕事の話を家でするのかしら?”って思ったの。それで意図的に仕事の話を減らしてみたの。そしたら、私が話さなくなったら、彼も話さなくなって、仕事以外の話もするようになったの。そしたら気が楽になって(笑)。仕事の話は家でしなくなったわ」。
本作では、キーラの夫ケヴィン・ベーコンが3エピソードの監督を務めている。「スタッフのアイディアだったのよ。彼(ケヴィン)が監督して私が主演した作品があるのだけど、きっとそれを観たのね。それでスタッフが私に“(本作の監督して)どう思う?”って聞いてきたの。
私は“本人に聞けばいいんじゃない?”って伝えたわ。そしたら本人がやってみるって言ったのよ」と経緯を明かす。
「クローザー」で“ブレンダ・リー・ジョンソン”を7年間演じたキーラ。フィニッシュを迎えた今の心境を「ホッとしている気持ちもあるけど、それよりも充実感や達成感、誇りのほうが強いわね。それと自分に対して“お疲れ様~”って言う気持ち(笑)」。
最後に、「これだけ『クローザー』の話をみっちり話すことは今後ないと思うわ。それを考えると5,000マイルも離れた日本で、PR活動の最後を迎えられることはとても嬉しいことね」と語った。(取材・文・写真:鈴木沙織)
「クローザー」ファイナル・シーズンは女性チャンネルLaLaTVにて絶賛放送中
編集部おすすめ