「ゲルマニウムの夜」(05)「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」(10)、「まほろ駅前多田便利軒」(11)で知られる大森立嗣監督の最新作「ぼっちゃん」が、渋谷ユーロスペースで公開。その初日となる3月16日(土)の舞台挨拶に、大森監督とキャスト一同、そして俳優の大森南朋が登壇しトークセッションを繰り広げた。
<フォト>大森南朋が初日舞台挨拶に登場
まず「今ちょうど大島渚監督の特集やファスビンダーの映画がやっていて、そんなところで一緒に上映させてもらえるのはすごく光栄です」と語った大森監督。
本作は、監督の実弟である大森南朋の事務所アパッチが製作。「映画を作るのは今すごく難しい状況なので、アパッチがなかったら作れなかった。そして足を運んでくださったお客さんに本当に感謝しています」と、映画製作の苦労とともに関わる人々への感謝を述べた。
そんな大森監督の作品を応援するために、大森南朋が舞台挨拶に駆け付け、「“大森監督”と言われると、さも自分が監督したみたいですが(笑)」と会場の笑いを誘った。「うちの兄が張りきって撮りました。低予算の中、皆が頑張って撮影してるのを(現場で)垣間見て、自分も昔は自主映画とかやってたので、こういう形でもっと日本の映画がひろがっていくと役者の活きるところもいっぱい出てくる思うので、そのきっかけになれば」と、本作にとどまらず日本映画の将来を見据えている様子。
本作は、2008年に秋葉原で起きた無差別殺傷事件を題材にしており、ある派遣労働者の若者がじわじわと狂気に堕ちてゆく姿を描いている。主人公・梶を演じるのは水澤紳吾(「SR サイタマノラッパー」)、親友・田中を演じる個性派・宇野祥平(「苦役列車」)、そのほかに淵上泰史、田村愛も出演。
映画「ぼっちゃん」は、渋谷ユーロスペースほか全国順次公開中。
<フォト>大森南朋が初日舞台挨拶に登場
まず「今ちょうど大島渚監督の特集やファスビンダーの映画がやっていて、そんなところで一緒に上映させてもらえるのはすごく光栄です」と語った大森監督。
本作は、監督の実弟である大森南朋の事務所アパッチが製作。「映画を作るのは今すごく難しい状況なので、アパッチがなかったら作れなかった。そして足を運んでくださったお客さんに本当に感謝しています」と、映画製作の苦労とともに関わる人々への感謝を述べた。
そんな大森監督の作品を応援するために、大森南朋が舞台挨拶に駆け付け、「“大森監督”と言われると、さも自分が監督したみたいですが(笑)」と会場の笑いを誘った。「うちの兄が張りきって撮りました。低予算の中、皆が頑張って撮影してるのを(現場で)垣間見て、自分も昔は自主映画とかやってたので、こういう形でもっと日本の映画がひろがっていくと役者の活きるところもいっぱい出てくる思うので、そのきっかけになれば」と、本作にとどまらず日本映画の将来を見据えている様子。
本作は、2008年に秋葉原で起きた無差別殺傷事件を題材にしており、ある派遣労働者の若者がじわじわと狂気に堕ちてゆく姿を描いている。主人公・梶を演じるのは水澤紳吾(「SR サイタマノラッパー」)、親友・田中を演じる個性派・宇野祥平(「苦役列車」)、そのほかに淵上泰史、田村愛も出演。
映画「ぼっちゃん」は、渋谷ユーロスペースほか全国順次公開中。
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