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1999年に清水崇監督が世に送り出した『呪怨』は、強烈な恐怖を植え付けた作品として名高いのはご存知の通り。特に、としお君は、この世に強い怨念を残して死んだ女性の息子として登場し、強いインパクトを残した。そして、今年、『リング』を大ヒットさせた中田秀夫監督の最新ホラー『クロユリ団地』に登場する恐怖の子どもがミノル君だ。『呪怨』も『リング』もアメリカでリメイクされており、そのトラウマ級の恐怖はアメリカ全土にも伝染した。そのアメリカから逆輸入という形で公開されるのが『ダークスカイズ』だ。まさに、ジャパニーズ・ホラー的要素たっぷりの恐怖が日本に上陸する。
黒くくぼんだ目、うっすらと見える血。表情が読めない子どもがこちらをじっと見つめているポスターは、としお君やミノル君の再来を予感させる。解禁となった予告編では、一家に襲いかかる怪奇現象が次々と登場し、狂っていく家族の姿を余すところなく映し出している。そして、ラスト…。黒い物体がうごめいて、サミー君が現れる。そのサミー君登場シーンには思わず鳥肌が立つほどの不気味さが漂っており、インターネット上でも「怖い!」「やめて!」といった声が多く上がっているというのもうなずける。
バレット一家の大黒柱ダニエル(ジョシュ・ハミルトン)は不況の煽りを受けて現在失業中。妻レイシー(ケリー・ラッセル)の稼ぎに頼る生活を送っていた。経済的に苦しいながらも、思春期の息子ジェシー(ダコタ・ゴヨ)と次男のサム(ケイダン・ロケット)の4人はなんとか生計を立てていたが、ある日からレイシーは耳鳴りに悩まされるようになり、夜中に家の中で何かの気配を感じ取る。その日を境に度重なる怪現象に悩まされた家族は、家の中に6台の監視カメラを設置することにした。そして、録画した映像を見ると、そこには目を疑うおぞましい存在が映り込んでいた。
口コミで話題になり大ヒットした『パラノーマル・アクティビティ』、『ソウ』のスタッフとタッグを組んで製作された『インシディアス』のスタッフたちが最集結して作られた『ダークスカイズ』。“理由もなく誰もが選ばれてしまう恐怖”が今夏、日本中に広がることだろう。
映画『ダークスカイズ』は、7月6日より全国公開。