「オモコロ」などのお笑いサイトを運営する株式会社バーグハンバーグバーグがプロデュースし、インド人シェフのアドバイスを無視して作った「インド人完全無視カレー」が、レトルトパックとしてリニューアル。再販を開始した。
“おいしさ劣化!”など、その突拍子もない宣伝文句が話題になっている。

【関連】「インド人完全無視カレー」<動画>

 「インド人完全無視カレー」は、株式会社バーグハンバーグバーグと、渋谷区でカレー店を営む株式会社カリガリが共同開発したカレー。究極の本格インドカレーを家庭に届けたいインド人シェフを招き、彼のアドバイスを徹底的に無視するというコンセプトにより、独特のレシピが完成した。

 その味は、「インド人を無視してヨーグルトを入れなかった」「インド人の意見を聞かずに入れたスパイスが絶妙な旨味を引き出した」「インド人の制止を振り切ってタイ料理のトムヤムクンをぶち込んでみた」など、とんでもない経緯を経て、さらにココナッツミルクよりも濃厚で水分量の少ないココナッツクリームを使用、独特のクセになる味わいとなった。

 2011年に冷凍カレーとして販売され、話題をさらったこのカレーだが、今回はレトルトパックとなり、なんと“美味しさ0.8倍”と味を劣化させ、風味を犠牲にすることで手ごろなレトルト化が可能になったと堂々と宣言。冷凍カレーのときは「糞ダサいダンボールだったが、今回は製品としてギリギリ許されるレベルのパッケージ」とデザインについても自虐のスタンスだ。

 荒唐無稽とも思われるこの「インド人完全無視カレー」。2年前にもネットユーザーを中心に話題となり、冷凍カレーは完売となったが、今回の“劣化版レトルト”も5月21日の発売開始以降、ツイッターで情報が拡散されるなど、注目を集めている。かつてないこだわりを持ったカレー、お味が気になるところだ。

 「インド人完全無視カレー」は、1パック入り578円(税込)。同商品の特設サイトから購入可能。
編集部おすすめ