シルヴェスター・スタローンの出世作『ロッキー』は、シリーズ6作目となる『ロッキー・ザ・ファイナル』(06)で事実上の幕を閉じていたが、ロッキーの宿敵から盟友になったアポロ・クリード(カール・ウェザース)の孫を主人公にしたスピンオフ映画が企画されていることが分かった。
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監督を務めるのは、初監督作品『Fruitvale Station(原題)』が2013年サンダンス映画祭で審査委員グランプリと観客賞の2冠に輝き、カンヌ国際映画祭のある視点部門では、未来に向けた視点賞を受賞した新進気鋭のライアン・クーグラー。同作で主人公のオスカー・グラントを演じたマイケル・B・ジョーダンが『Creed』でも主人公候補になっており、現在交渉が進んでいる。マイケルは9月27日より首都圏で限定公開が決まっている話題作『クロニクル』(13)にも出演している有望な若手俳優だ。
スピンオフの企画を気に入ったスタローンは、ボクサーを引退したロッキー・バルボア役で出演するとのこと。
主人公となる孫の名前は明かされていないが、祖父アポロ・クリードの残した遺産で裕福な生活を送り、ボクシングとは縁がなかった孫が、結局は祖父のように天性の才能と可能性を秘め、ボクシングの世界に踏み込み、メンターを求めてロッキーに接触する。ところがボクシングを完全に断っていたロッキーは簡単にトレーナーにはなってくれず…という筋書きのようだ。