約10年ぶりに復活した江角マキコ主演ドラマ『ショムニ 2013』(フジテレビ系・水曜22時)。視聴率は初回が18.3%(ビデオリサーチ調べ・関東地区)と快調な滑り出しと思いきや、第3話では一桁までに落ち込んでしまった。
前作からの視聴者の間で江角以外のキャスティングについて賛否両論が持ち上がっているが、本田翼は好意的に受け止められているようだ。

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 本田が演じる円山詩織は棒高跳びの選手としてスポーツ入社するものの、ケガのためやむなく退部。会社の陸上部も廃部となり、ショムニ送りとなった新入社員役を熱演している。本田の演技力に対して酷評する声もあるが、一方で「大袈裟でない演技に好感が持てます」「だんだん演技が上手くなってきた」との声もある。なにより、ネット上では、男性と10代~20代の若い世代の女子を中心に大変な支持を得ており、「とにかく可愛いすぎる!」「癒される」と評価されているのだ。FNS歌謡祭のためドラマが1週分放送されなかった時には、「本田翼さん大好きです!ショムニがお休みのときは少し落ち込みました」というコメントさえ書かれている。

 また、ドラマ公式サイト掲示板には、前作のファンだった30代後半~40代の母親が、本田を崇拝する10代の娘と一緒に見ているという書き込みもあり、「このドラマで初めて知ったけど好感がもてる」という意見も寄せられて、新しい層の知名度や好感度も広げている。

 本田は、モデル出身。現在も女優業の傍ら、雑誌『non-no』の専属モデルも務め、「ばっさー」という呼び名で親しまれている。TVでのブレイクのきっかけは、2011年に出演したコーヒーのCM。その翌年には、『恋愛ニート~忘れた恋のはじめ方~』(TBS系)でドラマ初レギュラー出演を果たすほか、『GTO』(フジテレビ・関西テレビ系)、『Piece』(日本テレビ系)と立て続けに出演。そして、今年も本作の前にすでにTBS『とんび』、テレビ東京『ヴァンパイア・ヘヴン』、Bee TV携帯配信ドラマ『午前3時の無法地帯』の3本のドラマに出演。


 またトーク番組『A-Studio』(TBS系)では4代目MCアシスタントも務め、現在は『ミュージックドラゴン~音楽龍~』(日本テレビ系・金曜24時58分)でMCを担当。ドラマとはまた違った飾らない魅力でファンを楽しませている。現在公開中の映画『江ノ島プリズム』に出演。『すべては君に逢えたから』(11月22日公開予定)の公開も控えている。

 B’zとゲームと漫画が大好きな「ばっさー」は現在21歳でまだまだ伸び盛り。これからの成長が楽しみな女優だ。(文:平楽桂代)
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