ヤクザの組長が娘を主演にした映画を製作すべく、映画の神様を信じる自主映画監督と、通りすがりのフツーの青年を監督に迎え、スタッフ&キャストがすべてヤクザという映画製作に乗り出した……。35mmフィルム、深作欣二、ブルース・リー……様々なオマージュをちりばめ、園子温監督初の超娯楽作にして、痛快無比のアクション活劇『地獄でなぜ悪い』が堂々完成!『TV Bros.』9/25発売号(東京ニュース通信社刊)では、園監督と映画バカの自主映画監督をキレまくりの熱演でみせた長谷川博己との対談が掲載されている。
【関連】映画『地獄でなぜ悪い』完成披露試写会フォトギャラリー
いままでのどの作品のイメージとも違うハイテンションな自主映画監督役が見事にハマっている長谷川。キャスティングについて園監督に聞いてみると、「こんな仕事をしていながら役者さんの事情に疎いんですよ」と前置きしつつ、「現場に入るまでは、見た目こんなに好青年だから、だいぶ不安でしたよ」と正直すぎるコメント。「よく雑誌のインタビューで『最初からあの役は彼しか考えられなかった』とかいうけど、僕は正直『長谷川くんはミスキャストなんじゃないか』って最初は思ってました。だって僕が知ってる自主映画の監督って、ださくてむさ苦しいやつばっかりで、こんなにかっこいい人が映画に人生懸けるわけないもん。でも長谷川くんが演じるとちゃんとださくてむさいやつに見えるからすごいよ」とその演技に賛辞を送った。
一方、長谷川は「園さんの作品は、役者に課す部分が大きくて、だからこそあの演技を引き出せるんですよね。とにかく僕は園さんのファンだったので、もう『待ってました!』って、すごくうれしかったです」とかねてから園監督作のファンだったことを明かした。
役柄を演じるにあたり、園監督からの要望は「『ソーシャル・ネットワーク』みたいに、とにかく早口でセリフを言ってくれ」だったという長谷川に、「それは自分が天才だと思い込んでいるやつの特徴」と語る園監督だが、「まぁ、ゆっくりしゃべったら尺に収まらないっていうのもかなり大きいけど」とこぼすと、長谷川も「僕も尺の問題があるんだろうなぁって思ってました(笑)」と返した。
震災後を描いた『ヒミズ』『希望の国』(ともに12年公開)のあとに、今回のような超娯楽作を製作したきっかけについては「それはリバウンド」とコメント。「被災地で上映会をすると『よくやってくれた』とは言ってもらえるんだけど、その表情は悲しそうなんです。その悲しい顔をずっと見ていたら、もっとくだらない笑える映画を撮りたいと思うようになって。そう思った時に長谷川くんと出会えて本当によかった。
『TV Bros.』9/25発売号では他に、松本人志監督最新作『R100』公開記念 松尾スズキ×松本人志対談、NEWアルバム『LEVEL3』リリース記念 Perfumeインタビュー、浅野温子×浅野ゆう子 W浅野対談、“バブルと寝た女”岡本夏生が語る人生訓&ドラマ特集、川田十夢『情熱大陸』出演記念特集などを掲載している。
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いままでのどの作品のイメージとも違うハイテンションな自主映画監督役が見事にハマっている長谷川。キャスティングについて園監督に聞いてみると、「こんな仕事をしていながら役者さんの事情に疎いんですよ」と前置きしつつ、「現場に入るまでは、見た目こんなに好青年だから、だいぶ不安でしたよ」と正直すぎるコメント。「よく雑誌のインタビューで『最初からあの役は彼しか考えられなかった』とかいうけど、僕は正直『長谷川くんはミスキャストなんじゃないか』って最初は思ってました。だって僕が知ってる自主映画の監督って、ださくてむさ苦しいやつばっかりで、こんなにかっこいい人が映画に人生懸けるわけないもん。でも長谷川くんが演じるとちゃんとださくてむさいやつに見えるからすごいよ」とその演技に賛辞を送った。
一方、長谷川は「園さんの作品は、役者に課す部分が大きくて、だからこそあの演技を引き出せるんですよね。とにかく僕は園さんのファンだったので、もう『待ってました!』って、すごくうれしかったです」とかねてから園監督作のファンだったことを明かした。
役柄を演じるにあたり、園監督からの要望は「『ソーシャル・ネットワーク』みたいに、とにかく早口でセリフを言ってくれ」だったという長谷川に、「それは自分が天才だと思い込んでいるやつの特徴」と語る園監督だが、「まぁ、ゆっくりしゃべったら尺に収まらないっていうのもかなり大きいけど」とこぼすと、長谷川も「僕も尺の問題があるんだろうなぁって思ってました(笑)」と返した。
震災後を描いた『ヒミズ』『希望の国』(ともに12年公開)のあとに、今回のような超娯楽作を製作したきっかけについては「それはリバウンド」とコメント。「被災地で上映会をすると『よくやってくれた』とは言ってもらえるんだけど、その表情は悲しそうなんです。その悲しい顔をずっと見ていたら、もっとくだらない笑える映画を撮りたいと思うようになって。そう思った時に長谷川くんと出会えて本当によかった。
また次も一緒にやろうって約束したから」と再びタッグを組む予定があることを語ってくれた。
『TV Bros.』9/25発売号では他に、松本人志監督最新作『R100』公開記念 松尾スズキ×松本人志対談、NEWアルバム『LEVEL3』リリース記念 Perfumeインタビュー、浅野温子×浅野ゆう子 W浅野対談、“バブルと寝た女”岡本夏生が語る人生訓&ドラマ特集、川田十夢『情熱大陸』出演記念特集などを掲載している。
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