歌手で俳優の福山雅治が28日、都内で主演映画『そして父になる』の初日舞台挨拶を共演の尾野真千子、真木よう子、リリー・フランキーらと行った。

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 福山の素について尾野から「あんこ好き」と暴露された福山は「あんこ好きです。
甘いものが好きで、現場では血糖値を上げてよりセリフを覚えやすくしています」と自らの意外な一面を披露。真木から「丁寧で優しい」と言われると「丁寧で、優しくて、あんこ好きなんです」とご機嫌で、リリーからも「座長として気を配りながら、包容力がある。……あんこ好き」とあんこ部分を猛プッシュされていた。

 映画『誰も知らない』『歩いても 歩いても』など国内外で高い評価を得る是枝裕和監督による、第66回カンヌ国際映画祭審査員賞受賞作。6年間育てた息子は、実は取り違えられた他人の子だった……という衝撃の事件をベースに、家族の愛や絆を描く。

 この日登壇予定だった是枝監督は、アメリカのロサンゼルスから電話参加し「ドリームワークスとのリメイク契約が成立しました」とハリウッドリメイクの正式決定を生報告。4時間前に撮影されたという米映画会社ドリームワークスのスティーヴン・スピルバーグ監督と是枝監督の2ショット写真も映し出され、スピルバーグ監督の「カンヌで初めて観たとき、パワフルな人間ドラマに感銘を受けた。生涯に一本の映画に関わることに感謝したい」というコメントも紹介された。

 福山は「監督、おめでとうございます」と祝福し「子供たちに大人たちが導かれた映画。それが絆であり、家族になるということのWミーニングにもなっている。子供たちに導かれて、父になった」と手応えを改めて実感。ハリウッド版については「どんな風にリメイクされるのかな?」と期待していた。


 映画『そして父になる』は全国公開中。
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