宝塚歌劇100周年を彩る記念公演『セレブレーション100! 宝塚~この愛よ永遠に~』の製作発表が5日都内で行われ、元男役トップスターの杜けあき、高嶺ふぶき、稔幸、姿月あさと、湖月わたる、貴城けい、元娘役トップの風花舞、星奈優里、大鳥れい彩乃かなみ蒼乃夕妃、そして構成・演出を担当する演出家の三木章雄が登壇した。

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 本公演は、宝塚歌劇100周年を祝し、永遠に語り継がれる宝塚歌劇の選りすぐりの名曲・名場面を、伝説のトップスターたちによる歌とダンスで繰り広げるショーステージ。
『ベルサイユのばら』『風と共に去りぬ』など、各スターとっておきの名場面を披露するほか、スペシャルゲストとして各公演回替わりで総勢30名のトップスターが出演する。

 100年に一度の豪華な夢の祭典で構成・演出を務める演出家の三木は「今回の舞台では、“生きて動く伝説”を観ていただきたい。この壇上にいるメンバーの、かつての自分の原点を見つめ直す気持ちと、観に来てくださる皆さんの気持ちが激突する舞台になればと思います」と期待を煽り、今回のレギュラーメンバーの中で最上級生となる杜けあきも「私たちの心は今、お祭り騒ぎです! これまで宝塚を卒業した4500人の思い、志した精神を感じながら、宝塚の伝統・歴史をお伝えできるように頑張りたいと思います」と意気込んだ。

 そのほかのメンバーも「生きた伝説と言われながらも、年輪は芸の上だけで感じさせ、身はそのまま現役の頃と変わらないねって言われるように、本番までに“身”を引き締めたいと思います(笑)」(高嶺ふぶき)、「主婦代表でやってまいりました(笑)。この100周年に家族を捨てて臨むことにしました! 」(稔幸)、「私が宝塚受験前に在籍していた方、下級生で拝見したこともない方とご一緒できる貴重な経験できる舞台。心をこめて頑張りたいと思います」(姿月あさと)と、笑いを交えながらそれぞれ本公演に対する思い、そして宝塚への思いを語った。


 また、記者から「自身にとっての宝塚を一言で言うと? 」という質問に対して、大鳥れいは「久しぶりに帰ってくると、お姉様や妹たちがいるので、家族というより楽しい“おうち”という感じです(笑)」と笑顔で回答し、最後には杜けあきが「私にとって宝塚は心のふるさとであると同時に、宝石箱のようなものです。キラキラした宝石がたくさん詰まってます。宝石のように傷ついても研磨されてもっと光っていく、宝塚って本当にそういうところですね」としみじみ語り、会場から拍手が送られた。

 『セレブレーション100! 宝塚~この愛よ永遠に~』は5月18日~6月8日まで東京・青山劇場にて、6月24日~30日まで大阪・梅田芸術劇場メインホールにて、ツアー公演として6月13日~14日愛知芸術劇場、6月20日島根県民会館にて上演。