福山雅治、クライマックスで号泣！『そして父になる』撮影エピソードを語る

2014年03月31日(月)15:00

　映画『そして父になる』DVD＆ブルーレイの「スペシャル・エディション」版に収録されるシーンセレクションビジュアルコメンタリーの撮影が行われ、福山雅治、リリー・フランキー、是枝裕和監督が撮影エピソードが語った。

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　出産時の取り違えが発覚したことによる父親が抱く苦悩や葛藤を描いた本作は、昨年5月のカンヌで戴冠に続き、日本でも興収32億円の大ヒットを記録。

そんな本作の、それぞれの思いを語るビジュアルコメンタリーは、是枝監督の「忘れかけているかもしれませんが、思いつくままに思い出してください」という言葉ではじまった。

　クランクインした日に撮影された冒頭のお受験シーンでは、福山が「けっこう（テイクを）撮ったんですよね。そこでさじ加減を探っていけたので良かった」と懐かしそうに振り返る。福山の妻・みどり役の尾野真千子と息子・慶多役の二宮慶多による電車内のシーンでは、「これは名シーンですよ」と感嘆の声。リリーは妻・ゆかり役の真木よう子が働いている弁当店の前で子供たちを見送るシーンで、「これも平成の名シーン」と絶賛。福山と慶多によるクライマックスでは、福山が「これは慶多の背中に尽きるんですよ。テイク1の時に号泣してしまって。全くそんなつもりじゃなかったのに、泣けちゃって泣けちゃって」と明かした。

　そして福山が「登場人物それぞれの感情がぎっしり入った濃密な映画で、いつ見ても新鮮です」と納得の表情。「（初の海外ツアーで）メディアの人が好きですと言ってくださったのが凄く誇らしくて嬉しかった。世界中の家庭で観ていただきたい」と夢をはせた。

　是枝監督も、「一緒に作った仲間と、こうやって振り返ることはあまりないので、幸せな時間でした。

福山さんかリリーさんの家でまたやりたいですね」と感慨深げ。リリーは「すごく新鮮に見られたし、興味深かった。（この作品に関わった時間は）自分の人生の中でもいい時間だったね」と笑顔を見せた。

　特典満載の『そして父になる』ブルーレイ＆DVDスペシャル・エディション（DVD／税別5700円、ブルーレイ／税別6700円）は4月23日発売。

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