急死した俳優ロビン・ウィリアムズが任天堂の人気ゲーム『ゼルダの伝説』の大ファンだったことを受け、本ゲームの次作にロビンのNPC(ノンプレイヤーキャラクター)を登場させることを嘆願する署名運動が発生。米任天堂が声明を発表したという。


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 自分の娘を「ゼルダ」と名付けるほど本ゲームの大ファンだったロビン。アメリカ版のコマーシャルには娘のゼルダと共に出演するなど、『ゼルダの伝説』には縁があり、ロビンの死後、署名運動のオンラインプラットフォーム「change.org」で、本ゲームの最新版にロビンをNPCとして登場させることを要望する署名運動が始まった。

 8月18日現在、集まっている署名は10万人以上。この署名運動の発起人はオーストラリア在住の男性で目標人数を15万人に設定している。米任天堂宛ての署名運動となっており、設定人数を達成した時点で集めた署名を印刷し、正式に米任天堂に提出する運びとなるようだ。

 ゲーム情報サイトPolygonからコメントを求められた米任天堂は、話題になっている署名運動そのものに対するコメントは控えるとしながらも、逝去したロビンについて「ロビン・ウィリアムズは任天堂でも愛された人でした。
彼のご家族、特に数回にわたり弊社と何度か仕事をしていただいたゼルダ・ウィリアムズへ心よりお悔やみ申し上げます」と哀悼の意を表した。

 「ゲームコミュニティからの惜しみない支援に感謝します。ロビンを称え今後のゲームに彼の出演を要望されるファンの皆さんの声は届いています。この辛い時期にロビンが登場する可能性を話し合うことは控えさせていただきますが、ロビンの思い出を強く胸に刻みます」。

 無類のゲーム好きとして知られるロビンだが、『ゼルダの伝説』のほか、Blizzardが運営しているオンラインゲーム「WoW」こと『ワールド・オブ・ウォークラフト』でも、同様にロビンをNPCで登場させてほしいというファンにより署名運動が起きた。本ゲームに関しては、既に公式ツイッターでロビンのキャラクターを登場させることが明かされている。