外国人の妄想のみで描かれたような日本の描写を、ハリウッド映画では目にする機会が多い。そんな中、映画制作国であるアメリカのニュースサイトCNNでは「完全に間違えた東京の映画」を発表。
各国で評価された話題作から、知る人ぞ知るコアな作品まで6作を紹介している。

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 有名どころでは、2007年公開の『バベル』が選出。菊地凛子演じる綿谷千恵子が友達と訪れるカフェのシーンについて「日本のJ‐ポップカフェは、情欲に狂った高校生が頻繁に出入りするところではない」とその性描写に異論を唱えている。

 西田敏行とアメリカ人女優ブリタニー・マーフィが共演する『ラーメンガール』では、マーフィが頑固な店主に話すたびに大声で「あなたが理解できない! 」と叫んでいることに「外国人が日本人に大声で叫んでも許される所のようだ」と違和感があるとし、さらにマーフィを振る日本人役の男性が韓国人であることもおかしいとしている。

 また、チビッコ野球チーム・ベアーズの活躍を描くシリーズ第3弾『がんぱれ!ベアーズ‐日本遠征‐』については、「登場人物が新宿の花園神社に入ったと思ったらその数分後には浅草の路上にいる。東京は球場ほどしかないようだ」と皮肉っている。


<洋画で描かれたおかしな東京6選>
※()内は日本公開年

『007は二度死ぬ』(67)
『がんばれ!ベアーズ大旋風‐日本遠征‐』(79)
『禁じ手』(未)
ワイルド・スピード×3 TOKYO DRIFT』(06)
『バベル』(07)
『ラーメンガール』(08)