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オーディションで美由紀に選ばれたときは、嬉しさはもちろんのこと、「マジか!!」と驚いたと笑うが、おそらく決まるなら美由紀役だろうと思っていたという。キャラクター的にヤンキー高校生とされている美由紀。だが、本編を観れば伝わるが、彼女はとてつもなくまっすぐな少女だ。「そうなんです」とエライザも頷く。「わたし自身、どうしようもなく正直なので、美由紀と近い部分はありますね」と分析し、とにかく「わたしは(役者としての)場数を踏んでいないので、美由紀であること、そこから生まれる自然な気持ちに専念することに努めました」と語る。
その中で本作にとって非常に重要なシーンが加わることになる。もともと差し込み(基の台本にはなかった新たなシーン)が多い園監督だが、本作ではそれが特に多かった。嘉郎が“運命の人”を追い求める、本編に繰り返し登場する、テーマといってもいいある一連のシーンも、実は新たに加わったシーンだった。
「『本当はよっちゃんのことが好きなんでしょ』とからかわれて、『そんなことないわ!』って言い返すシーンがあるんですが、そこで、わたしの芝居に若干の間があったんです。そしたら監督が『なぜいま、ちょっと寂しそうな顔をしたの?』と。美由紀の気持ちを説明したら、恋の話が膨らんでいって、次の日には、そこから繋がるようなあのシーンが出来ていたんです」。なんともビックリな話だが、この恋の物語が、本作を繋ぐ重要なファクターになった。
休みの日は読書をして過ごすことが多いという彼女。好きな本を聞くと、ニコライ・ゴーゴリの『外套』、芥川龍之介の『芋粥』、ジョルジュ・サンドの『愛の妖精』、アゴタ・クリストフの『悪童日記』、アガサ・クリスティの『そして誰もいなくなった』と次々にタイトルが口をついて出た。浅はかなまま「女優をやりたい!」と宣言はしたくないというエライザだが、本作の現場で映画作りに「恋しちゃった」とも。休日の読書も、彼女の感性をますます磨いてくれそうだ。(取材・文・写真:望月ふみ)
『映画 みんな!エスパーだよ!』は9月4日より全国公開。
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