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本作は、ねじめ正一による同名小説のドラマ化。1970年代後半から80年代、戦前・戦中を生き抜き50代に入った登場人物たちが「残された時間をどのように生き、どのように死ねばよいのか」自問する時代を舞台に、もがきながら生きるひとりの詩人・北沢太郎(豊川)と、その親友の妻・明子(鈴木)の大人の恋を描く。
今回、豊川は「僕が生きた時代とは随分いろんなことが違うと改めて感じました。今よりも人間の感情みたいなものを強く持っていた時代なんじゃないかなと。僕は俳優をやらせてもらっていますけど、『俺ってどうなのかな』と思っちゃうくらいエネルギーを持っている」と演じた役に影響を受けたことを明かす。
北沢との恋にのめりこんでゆく明子役の鈴木は「いけないところや強引過ぎるところがたくさんある。しかし、芸術を尊敬して、北沢の人柄を惚れぬいて、気持ちに正直に忠実になって覚悟をもって愛した。私は共感できるほど大胆ではないが、女性として素敵な魅力を感じています」と自身の役柄を評していた。
特別試写会には、渡邊孝好監督も登壇した。