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「日常の小さな幸せ」がテーマの本作。
そんな中、高畑の音頭でお互いの連絡先を交換。撮影以外でも積極的にコミュニケーションをとっていったという。相楽は「頻繁に連絡を取り合って、ご飯に行ったりスタジオに遊びにきてもらったりして、少しずつ関係を築いていったんです」と語ると、杉咲も「現場でも、とと姉が積極的に話しかけてくれたりしました。撮影前からコミュニケーションをとっていたことはすごく大きかった」と笑顔をみせた。
常子は思い立ったらすぐ行動という猪突猛進型、鞠子はまずはしっかり頭で考えて行動するタイプ、そして美子は末っ子らしく甘えん坊というキャラクター。自身と似ている部分を問うと、相楽は「私は実際は長女なので、常子っぽいのかなって思っていたのですが、常子ほどは突っ走らないんですよね。鞠子みたいに頭で考えてから行動する部分とか、本が好きだったりするのは似ています。あとは意外とクールな部分も……。(向井理演じる)鉄郎への冷たい目線とか、良く考えたら、お父さんがオヤジギャグとか言ったときに向ける目線と同じだって思ったり(笑)」と回答。杉咲は「食べるのが好きなところは似ていますね。
撮影時間がタイトであることも朝ドラの特徴だが、相楽は「充希さんや(母親役の木村)多江さんは一発で感情をぶつけられる集中力がすごいなって思います。朝ドラは撮影ペースが速いので、なかなかやり直したいと思ってもできないんです。そういうとき、一瞬の熱量や集中力が必要だと実感するので、私も備えたいと思っています」と課題をあげると、杉咲も「先日、(常子が創刊する雑誌の編集長・花山伊佐次役の)唐沢寿明さんが現場に入られたのですが、毎回違うアプローチで、とても楽しんで撮影されているんです。それをみて衝撃を受けました。私は自分のシーンをモニターでみて、いろいろ考えてしまうタイプなのですが『もっと楽しんで撮影しよう』って吹っ切れました」と多くのことを得られる現場であることを語った。
これからも撮影が続くが「自分の中ではとても印象に残る作品。いまは鞠子という役をしっかり成功させること。自信を持って演じたい」と相楽が意気込みを語ると、杉咲も「最後まで丁寧に“ささやかな幸せ”を見ている人に届けられるように演じていきたいです」と抱負を述べた。
NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』は総合テレビにて月曜から土曜あさ8時放送。