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人類の植民地を探す宇宙船コヴェナント号。
本作は原点『エイリアン』でもメガホンを取ったスコット監督が、35年以上ぶりに再び監督を務めることでも注目を集めている。スコット監督は「オリジナルのエイリアンには、心臓が止まるかと思うような何かが備わっている。あれはひどいヤツで、H・R・ギーガーの作だ。あれを見た時に、私はこう言った。“何だ?胸がむかつく。むかつくほどすごい。グロテスクじゃないか。グロテスクなほどすごい”と。そんな感じだった」と当時の興奮を振り返る。
衝撃を受けたのは、スコット監督だけではない。
また本作の製作についてスコット監督は「『エイリアン』とシリーズの他の3本が同じ道筋を通ったのを観て“こういうクリーチャーを作ったのは誰か、なぜ作ったかと誰も疑問に思わなかったのか?”と思った」と製作に踏み切った理由を明かし、「今度は、非常に大きな疑問に対して、とても良くできた形で答えが出される」と自信をみせる。だが、一方で「一番難しいことは、人を心底、怖がらせることだと思う。怖いモンスターを作ることはとっても難しい」と苦労も懐述している。
映画『エイリアン:コヴェナント』は、9月15日より全国公開。