【関連】東出昌大が見せる土下座シーン
映画『関ヶ原』は、戦乱の世に終止符を打ち、のちの日本のあり方までも決定づけたと言われる歴史的合戦“関ヶ原の戦い”を描く時代劇アクション。
解禁されたのは、朝鮮出兵から戻った小早川が三成に責められ、土下座して謝罪するシーン。ウルサンで13の首級を上げたことを報告する小早川だが、三成はその首がどれも追首であることを指摘。「逃げる敵を後ろから討つとは武将にあるまじき行為!」と責め立てる。褒められると思って戻ってきたはずが、まさかの叱責を食らった小早川は、大広間で武将たちに囲まれながら土下座。もちろんその顔には悔しさがにじむ。このシーンで使われたのは、映画の撮影では初めて使用された東本願寺・大寝殿。その広間の大きさと小早川の小ささが対比となり、彼のみじめな心情がありありと表現されている。
屈辱を受けた小早川の元にやって来るのが、唯一朝鮮出兵の手柄を褒め称えてくれた家康だ。そして家康の甘い囁きによって、豊臣家側に身を置く小早川の心は、大きく揺らぐこととなる。豊臣の血筋に生まれ、一時期とはいえ秀吉の養子となり、この一件で三成を憎みながらも、関ヶ原には三成側の西軍として参加することになった小早川は、劇中でどんな動きを見せるのだろうか? 東出の見せるこん身の演技とともに、注目する必要がありそうだ。
映画『関ヶ原』は8月26日より全国公開。