女優の小泉今日子が、沢尻エリカ、広瀬アリスらと30日に都内で開催された映画『食べる女』の完成披露舞台挨拶に出席した。小泉は高校生のうちにやっておくべきことを「ずばり、勉強です(笑)」と語り、広瀬は10時間に及んだ一人カラオケについて明かした。


【写真】映画『食べる女』完成披露舞台挨拶の様子

 本作は、食と性をテーマに“自分を味わいつくす”ことの大切さを、年齢・職業・価値観も異なる8人の女性たちの姿を通して描いた筒井ともみによる短編集を映画化。この日の舞台挨拶には、ほかに前田敦子、シャーロット・ケイト・フォックス、鈴木京香、原作者の筒井、生野慈朗監督も登場した。

 雑文筆家で古書店“モチの家”の主人でもあるトン子こと餅月敦子を演じた小泉は「この映画の撮影で、おいしい物をたくさん食べました」とニッコリ。そして「教わったレシピを家で作ってみたりもしました。するとやはり、生活やちょっとした時間が豊かになるんだなと、改めて感じております」と続けた。

 当日は、観客から寄せられた質問に登壇者が答える一幕も。
高校1年生から“高校生のうちにやっておくべきこと”を聞かれた小泉は「ずばり、勉強です(笑)」と即答。「私は高校をすぐに辞めてしまったんですね。それと同時に歌手活動が始まったんです」と振り返り、「後から後から苦労するんです。なのでたくさん本を読んだり。台本を読みながら知らない字を毎回辞書で調べたり、意味を調べたり、人よりも手間が多くなるんですね。なので、高校生の時は、勉強するのが一番いいと思います」とアドバイスを贈った。


 劇中で古着ショップの店員・本津あかりを演じた広瀬は、「心が元気になりたい時に、どんなことをしたり、どんなものを食べたりしますか?」という質問を受けると「肉ですね」と回答。また「大声を出すと本当にすっきりするんです」と言い「一人で10時間くらい、カラオケに行ったり…その時はちょっと、暇すぎて(笑)」と告白。男を寄せつけない書籍編集者・小麦田圭子役の沢尻は「え? マジで!?」と驚き、照れ笑いを見せる広瀬に「誘って(笑)! 行こうよ」と呼びかけていた。

 映画『食べる女』は9月21日より全国公開。