【写真】今年高校を卒業したばかり 18歳の美少女・浜辺美波フォト集
■個性的なキャラを演じるのは「楽しい」
2017年公開の映画『君の膵臓をたべたい』で一躍注目を集め、その後は飛ぶ鳥を落とす勢いで、人気女優の仲間入り。今年公開の映画だけでも4本の浜辺が、新たに主演を務めるのが、特集ドラマ『ピュア!~一日アイドル署長の事件簿~』(NHK総合)だ。売れない腹黒女性アイドルの黒薔薇純子(浜辺)と警視庁捜査一課の東堂刑事(東出昌大)の凸凹コンビが一日で難事件を解決する推理ドラマ。『TRICK』の蒔田光治がオリジナル脚本を手掛けた。
純子は自信過剰で、ライバルを蹴落とすこともいとわない異色キャラだが、個性的なキャラクターを演じることはプレッシャーを感じるより楽しみだという。「脚本を読んでいても面白いですし、演じていても新たな気付きが多くて。自分とはかけ離れた人物を演じられる楽しさややりがいがあります」と笑顔を見せる。
SNSを活用し、実に鮮やかなテクニックで、ライバルのアイドルを陥れようとしたり、事件の推理に役立てたりもする純子だが、浜辺自身も約1年前からツイッターを始めた。元々SNSには苦手意識があったというが、今はその便利さを実感している。
■高校卒業後の生活は「リズムを作りすぎない」
高校を卒業したことで時間ができて「気持ち的にも余裕が出てきた」という浜辺。「前はいっぱいいっぱいになることもあって。今は余裕を持って物事に取り組めるようにもなり、お仕事にも集中できるようになりました」。
役者は体が資本。空いた時間では体力作りにも取り組んでいる。「走ったり、歩いたり、筋トレをしたり。トレーナーさんに食事などいろんなものを見ていただいています」。
運動に加えて映画鑑賞にも時間を費やし、演技につながるインプットも。
「自分で決めたルーティンを大切にしすぎる癖があり、つらくなっても続けてしまうことがあって。時間ができた分、いろんなことをやりたいという思いが強くなり、その癖が強くなってしまったんです。自分にとって良いと感じたことを続けていくうちに、それがないと逆に不安になったりすることもあると思うんですけれど、最近は追い詰め過ぎない方がいいかなと気付いて。柔軟にするようにしています」。■毎日新しいことがあるのは、すてき
そんなストイックな一面を見せる浜辺。女優を天職にする気持ちが固まったのは、中学生のときに初めてヒロインを射止めたドラマ『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』(フジテレビ系)だったという。「全然思うようにできなかったんです。少しだけ年上の女優さんたちとご一緒したのですが、悔しい思いでいっぱいでした。そのときこの仕事で自分ができるところまでは頑張りたいと思って。そこから家族の声援なども後押しに、続けたいという思いがどんどん強くなりました」。
「覚悟してからは学業も卒業するためにやっているという意識で、ほかの職業につくという考えはなかった」と語る浜辺は、「女優を一生続けていきたい」と力強い言葉で語る。「毎日違う場所に行き、違うセリフを言い、違う気持ちになるのが好き。日々ワクワクと緊張と彩りが全部混ざっていて、心休まるときはないんですけれど、その感じがすごく好きです。毎日新しいことがあるのは、すてきだなと思います。楽しむ気持ちを忘れずにやっていきたいです」。その覚悟でこれからどんな美しい波を起こすのか、楽しみだ。(取材・文:高山美穂 写真:松林満美)
特集ドラマ『ピュア!~一日アイドル署長の事件簿~』はNHK総合にて8月13日~15日3夜連続で22時放送。