【写真】直子・桜庭ななみら川原家の面々 『スカーレット』第6週より
慌てて信楽に帰ってみると、それは常治の嘘だった。
喜美子は一度大阪に戻り、さだ(羽野晶紀)、雄太郎(木本武宏)らに別れを告げる。新聞社を辞めてしまったちや子(水野美紀)とは会えずじまいとなったが、喜美子は、信楽で新たな道に歩み出す自分の思いと荒木荘の日々への惜別をこめた手紙を残す。
信楽では照子(大島優子)の実家の丸熊陶業で、いよいよ働くこととなる。製品作りではなく、食堂での仕事だったが、喜美子はやる気を持って臨む。仕事の合間に、当時流行の絵付け火鉢を目にし、喜美子は興味をひかれる。
ちょうどその時、親方が辞めることになり、空きがあるならば火鉢の絵付けを学んでここで仕事をしたい、照子に頼み込む喜美子。信作(林遣都)の後押しもあって、許可をもらったものの、希望いっぱいで絵付け係を訪れた喜美子。目の前にいたのは、見知らぬ初老の男(イッセー尾形)だった。
連続テレビ小説『スカーレット』はNHK総合テレビにて毎週月曜~土曜8時放送。