【写真】ちや子への手紙を書く喜美子 荒木荘を卒業することに
喜美子は美術学校への進学をあきらめ、荒木荘での女中の仕事も辞めて、信楽に帰る決意を固める。
荒木荘に戻ったちや子は雄太郎から手紙を受け取る。台所に座り、ちや子が手紙を読む姿が画面に映し出されると、そこに文面を読む喜美子の声が重なる。喜美子はちや子に向けて「ほんまのところ、これが正しいかどうかわかりません」と本音を告白。ちや子はお湯を沸かしながら食器棚から茶碗を取り出し、そこに白米をよそう。ちや子は手紙に同封されていたお茶漬けのレシピを見ながら、喜美子が自分のために作ってくれていたお茶漬けの準備をする。
「勇気を出してうちは信楽に帰る道を選びました。自分で決めました」という喜美子の声が流れる中、ちや子は泣きながらお茶漬けを作る。でき上がると、ちや子はテーブルに腰掛けて一礼。そして、喜美子との思い出をかみしめるようにお茶漬けをただ黙々と食べ続ける。
喜美子とちや子の関係性がうかがえるシーンに、ネット上には「自分のためのお茶漬けを自分で作る切なさ」「ちや子さんのお茶漬けシーンで号泣」「泣きながらメシを食う作品は名作」などの声が相次ぎ、さらに「朝から大泣き」「ボロ泣き」「涙止まらない」といったコメントも多数寄せられた。