【写真】世紀の対決『フォードvsフェラーリ』フォトギャラリー
本作は、1966年のル・マン24時間耐久レースで絶対王者フェラーリに挑んだフォードの男たちの実話を描く作品。
破天荒で型破りな一流レーサーのケン・マイルズ(クリスチャン)は、ル・マン制覇のために、元レーサーで熱血カーデザイナーのキャロル・シェルビー(マット)とタッグを組み、昼夜を問わずレーシングカーを開発。フォード社の命令により、絶対王者フェラーリに対抗できる、安全性よりスピードを重視したレーシングカーを目指して何度も試作を繰り返す中で起こった事件が、今回解禁されたシーンだ。
本編映像は、夜のテストドライブの最中、何度もブレーキを踏むも全く反応がなく慌てた様子のマイルズの姿から始まる。エンジンは全開のままコーンを次々となぎ倒し、地面とタイヤが擦れるスリップ音を響かせ蛇行しながら走り続けるGT40。遠くからその様子をみていた開発チームとマイルズの家族は、マイルズに何か異変が起きていることに気づき、不安そうに車の行方を見つめる。
どうにか車を止めようとひとり奮闘するマイルズだったが、ついに制御不能となった車は、ボンネットから炎が上がり、轟音を立ててそのままコーナーに激突し大爆発。
消火器を手に駆け寄ったスタッフの手で車から引きずりだされるマイルズだが、顔はすすで汚れ、息をしづらそうな様子で、妻モリーの肩を借りてやっと歩いているような状態に。その様子を見て茫然と立ち尽くすマイルズの息子ピーターや、かなりの時間を費やし開発した車が一瞬のうちに大破した衝撃に落胆するシェルビーらスタッフたちの姿も映し出される。
しかし、そんな状況でも車の欠点を見つけたマイルズは、電話をしていた部屋から爆発を見て猛ダッシュで現場に来たシェルビーに、「ブレーキ(が問題)だ」と冷静に伝える。映像にはそのほか、腕に包帯を巻いた痛々しい姿のマイルズが「くそエンジンを取っ払おう。止まれなきゃ使えない」とスタッフに熱弁する姿も。
映画『フォードvsフェラーリ』は2020年1月10日より全国公開。