元妻アンバー・ハードとの名誉棄損裁判後はじめて出演した映画、『Jeanne du Barry(原題)』がカンヌ国際映画祭のオープニング作品として上映され、スタンディングオベーションで迎えられたジョニー・デップ。娘のリリー・ローズ・デップが珍しく父について発言し、喜びを語った。



【写真】カンヌ国際映画祭、ジョニー・デップの裁判後初作品で開幕 マッツ・ミケルセンも参加

 自身もHBOの主演ドラマ『THE IDOL/ジ・アイドル』がカンヌ国際映画祭でお披露目されたばかりのリリーが、父ジョニーがカンヌで温かく迎えられたことについて、ET Canadaのインタビューで「私もとてもうれしい。すごくワクワクしました」とコメント。「心から誇りに思える作品に関わることができるのは、本当にすごいこと」と述べた。

 フランス出身のマイウェンがメガホンを取り、ジョニーがフランス国王ルイ15世を演じる『Jeanne du Barry』は、現地時間5月16日にカンヌ国際映画祭のオープニング作品として上映された。会場の外では大勢のファンがジョニーを歓迎し、上映後には7分間のスタンディングオベーションで迎えられた。

 元妻アンバー・ハードへのDV疑惑を巡り、長く裁判を繰り広げてきたジョニーは、イギリスでタブロイド紙を相手取り起こした裁判で敗訴したことを受け、「ファンタスティック・ビースト」シリーズからの降板を余儀なくされた。
また、主演作『MINAMATA‐ミナマタ‐』の公開時には、アメリカでの公開が決まらなかったことから、「ハリウッドにボイコットされている」と英Sunday Times紙のインタビューで訴えていた。

 『Jeanne du Barry』上映後に行われた記者会見でこれについて質問されると、「ハリウッドにボイコットされていると感じるか? 全く感じないね。だけど、そう感じるのはハリウッドのことを考えていないからだ。もうハリウッドに必要性を感じない」とコメントしていた。