あの時オラフは何を？『オラフの生まれた日』で描かれる“『アナ雪』の裏側”に大興奮！ (2020年10月29日)

人懐こくて、無邪気で、見る者を思わず笑顔にしてしまう『アナと雪の女王』シリーズのオラフ。そんな愛されキャラ、オラフ誕生の秘密を描くオリジナル短編アニメーション『オラフの生まれた日』が、ディズニー公式動画サービス『Disney＋（ディズニープラス）』でいよいよ10月30日より配信となる。オラフの魅力をたっぷりと堪能できるだけでなく、アナとオラフが出会うまでの“空白の時間”の謎、つまり『アナと雪の女王』の裏側が明かされる、ファン必見の作品となっている。【写真】アナ、エルサ、クリストフも登場！ 『オラフの生まれた日』場面写真■『アナと雪の女王』とリンクする時間軸に興奮 『アナ雪』シリーズの最新作となる本作。夏を愛する雪だるま、オラフの生い立ちを描く物語で、アレンデール郊外の山の中で命を宿したオラフが、“自分が何者でなぜ生きているのか”を知ろうとする姿を追う。 『アナと雪の女王』の1作目で、エルサは自由を得た開放感とともに名曲『レット・イット・ゴー～ありのままで～』を歌い上げながら、自らの魔法でオラフを作り出した。そこでは、オラフに鼻がついていなかったのを覚えているだろうか。その後、アナとクリストフが森を歩いていると、「ずっと鼻がほしかったんだ」というオラフが登場。アナにニンジンをもらい、お気に入りの鼻をゲットしたのだ。 『オラフの生まれた日』では、エルサが作ったオラフが、アナとクリストフに出会うまでに、どんなことを考え、何をしていたのかが明かされる。『アナと雪の女王』1作目と同じ時間軸で描かれるストーリーで、別の視点からエルサやアナ、クリストフを見ることができるのもファンにはうれしいポイント。アナがオーケンの店で冬支度を買い揃え、冒険に出かけようとしている裏側では、実はオラフも大冒険を繰り広げていたことがわかり、本作を観たら、『アナと雪の女王』を観返してみたくなること必至だ。 アメリカでの配信前に行われた会見で、トレント・コリー監督は、「エルサはオラフを作った後、歩き去って行ってしまう。僕はオラフの最初の一歩が見たいと思っていた」と本作の制作理由についてコメント。オラフのアニメーション・スーパーバイザーを務めた『アナと雪の女王2』完成後、すぐに本作にとりかかったという。また、クリエイティブ・コンサルタントのピーター・デル・ヴェッチョも「『アナと雪の女王2』を仕上げるのに使ったすべての技術や勢いを、そのまま短編に持ち込むことが出来たんだ」と胸を張っている。@@separator■スタッフの愛がギュッと詰め込まれた7分間 「『アナと雪の女王』シリーズで好きなキャラは？」と聞かれたら、「オラフ！」と答える人も多いはず。ハッピーオーラあふれるオラフは、世界的な人気者だ。『オラフの生まれた日』にも、オラフの明るさ、体がバラバラになったりする、ちょっとシュールなギャグ、そして周囲に向ける優しさなど、その魅力がギュッと詰め込まれている。作品の中で躍動するオラフを見ていると、スタッフ陣も楽しんでオラフを描いていること、いかにオラフを愛しているかが伝わってくる。 トレントと共に監督を務めたダン・エイブラムスは「オラフは楽観主義者で、誠実さを持っている。それはいつの時代も人を惹きつけるものだ。そして誰だってオラフのようにありたいと思うけれど、それってなかなか難しいことでもあるよね」とオラフの魅力について分析。「僕の残りの人生、ずっとオラフと仕事をすることができたら、それも最高だよ！」と声を大にするほどで、「オラフを一緒に作り上げたチームも最高なんだ」と熱意と絆を感じられるチームにも感謝しきりだ。 ピーターも「僕たちはみんな、彼の子どものような無邪気さに感情移入できる。大人になるにつれて忘れてしまっているようなことを、彼は教えてくれるんだ」、ヘッド・オブ・アニメーションのベッキー・ブレジーも「オラフのなにが素晴らしいかというと、彼はアナとエルサの間にある"愛"を反映したキャラクターだということ。本当に大好きなキャラよ」とオラフに惚れ込んでいる。 オラフの声優を担当するジョシュ・ギャッドも最高の仲間だそうで、なんでもアフレコ中は、「スタッフが笑わないようにするのが大変」というほど、ジョシュの演技が冴え渡っていたとか。オラフが鏡の中の彼自身を見つめるシーンはジョシュのアドリブも含まれている他、細かなシーンにもディズニーファンが夢中になれる要素が散りばめられているなど、見どころいっぱい。ぜひディズニーが誇る才能が集結して送り出す、『アナ雪』シリーズ最新作を楽しんでほしい。（文：成田おり枝） 『オラフの生まれた日』は、10月30日（金）よりディズニープラスで独占配信。