パラマウント・ピクチャーズが、『ベイビー・ドライバー』のエドガー・ライト監督を起用し、スティーヴン・キング原作の『バトルランナー』を、再映画化することが明らかになった。米Deadlineが報じた。



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 本作は、スティーヴン・キングがリチャード・バックマン名義で出版した同名小説を映画化。近未来のアメリカを舞台に描かれるディストピアスリラーだ。1987年に、ポール・マイケル・グレイザー監督、アーノルド・シュワルツェネッガー主演で映画化された。今作はリメイクではなく、原作により忠実な作風になるという。

 ライト監督とマイケル・バコールの原案を元に、バコールが脚本を手掛ける。『X‐MEN』シリーズを手掛けたサイモン・キンバーグが、自身の製作会社ジャンル・フィルムズを通じて、同社のオードリー・チョン、ライト監督の製作会社コンプリート・フィクションのニラ・パークと共にプロデュースを担当する。

 ライト監督は2017年に、リメイクするとしたら『バトルランナー』を選ぶと話しており、これが実現した形だ。

 原作は1982年に出版されたが、ポップカルチャーと政治のアンバランスな関係が描かれる内容は今でも通用するもので、パラマウント・ピクチャーズは今回の再映画化を、最優先プロジェクトと位置付けているそうだ。 

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