日本を代表する名脇役たちが本人役で登場するドラマ『バイプレイヤーズ』シリーズ(テレビ東京系)。2021年、新プロジェクトとして、ドラマ第3弾『バイプレイヤーズ~名脇役の森の100日間~』(テレビ東京系)と、映画『バイプレイヤーズ~もしも100人の名脇役が映画を作ったら~』(公開中)が始動。
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◆File No.100 役所広司
100人を超える役者たちでにぎわう撮影所バイプレウッドを舞台に、濱田岳を中心とした若手俳優たちが“犬”を主役にした映画を撮影すべく奮闘する中、ベテラン俳優たちをも巻き込んださまざまなトラブルが巻き起こっていく劇場版。
出演にあたり、役所は「バイプレイヤーズは……、不滅です!」とコメントを寄せている。
★役所広司/長崎県出身。1983年、NHK大河ドラマ『徳川家康』で織田信長役を好演し、脚光を浴びる。95年に原田眞人監督『KAMIKAZE TAXI』で毎日映画コンクール男優主演賞を受賞。96年『Shall we ダンス?』(周防正行監督)、『眠る男』(小栗康平監督)、『シャブ極道』(細野辰興監督)の3作品で国内主演男優賞を独占。東京国際映画祭主演男優賞を受賞した黒沢清監督の『CURE』(97)、カンヌ国際映画祭パルムドールを受賞した『うなぎ』(97/今村昌平監督)など、国際映画祭への出品作品も多い。12年、紫綬褒章を受章。同年にはNYジャパンソサエティよりCUTABOVE賞、ハワイ国際映画祭からはキャリア功労賞を受賞。17年にはドイツの日本映画祭「ニッポン・コネクション」でニッポン名誉賞、シンガポール国際映画祭でもシネマ・レジェンド賞を受賞するなど、国際的にも高い評価を受ける。近年では『三度目の殺人』(17/是枝裕和監督)、『孤狼の血』(18/白石和彌監督)などに出演。
●映画『バイプレイヤーズ~もしも100人の名脇役が映画を作ったら~』STORY
富士山の麓にあるのどかな撮影所バイプレウッド。民放各局の連ドラや映画など沢山の組が撮影していて100人を超える役者たちで大賑わい。田口トモロヲ、松重豊、光石研、遠藤憲一ら元祖バイプレイヤーズもネット連ドラを撮影中。主演は有村架純だ。楽しく撮影が始まろうとした時、有村が共演している犬の風(ふう)がいないことに気づく。風は行方不明になっていた。心配する有村に、田口、松重、光石は風に何があったのか語り始める…。