「悪ふざけでは済まされませんよ! あまりにも稚拙すぎる!」

 そう憤るのは、大手芸能プロ関係者だ。歌手の鬼束ちひろが22日に開始したTwitterで、芸能界の大先輩である和田アキ子に「あ~和田アキ子殺してえ」、昨年芸能界を引退した島田紳助に対しても「なんとか紳助も殺してえ」と物騒な発言を連発し、大騒動に発展した。

 さすがにヤバイと思った所属事務所は慌てて問題のツイートを削除したが、時すでに遅し。当の鬼束にいたっては「消すの???夢なのに??? フレッシュネス!!!!!」「えんじょう???? 何それ。あたしいつもこういうハメになるなぁ。フツウにしてるつもりなんだけど。ネットってこわ~」と反省のそぶりすら見せなかった。

 これに激怒したのが、名指しされた和田と紳助と親交のある芸能関係者たちだ。

「ギャグでは済まされない。彼女に精神的な問題があることを把握しながら、Twitterをやらせた事務所が悪い」(大手芸能プロ関係者)

 事情通によると、鬼束のマネジャーの元には業界中から相当数の抗議電話が寄せられたという。そこで初めて事の重大さに気付いた事務所は23日夜、鬼束の公式ホームページで「このたびは、皆様に、ご迷惑をかける発言をして本当にすみません」と直筆の謝罪文を掲載。「ご迷惑をかけた方々にお詫びしたところ、アーティストとして、若いfanの手本となるよう言葉を頂きました。(中略)今後二度としないよう、気を付けます。和田アキ子さん、紳助さん本当にすみませんでした。

深く、反省します」と記した。

 舞台裏を知る人物は「とにかく1分でも早く謝罪しなければいけないほど、事務所サイドは追い込まれていた。ただ、鬼束さんが本当に反省しているか? といったら、そうでもない。この騒動を機に、鬼束さんと事務所の間にも亀裂が入ったことは確実。最悪、“暴走する彼女には付き合っていられない!”と事務所がサジを投げる可能性もあります」と明かす。

 芸能界には“お騒がせ女”は必要だが、高嶋政伸と係争中の妻・美元同様、“笑えないお騒がせ女”は淘汰される運命にあるようだ。