台湾グルメの定番メニューのひとつである「牛肉麺」。有名チェーン店が日本に出店し、その存在は身近になりつつあるが、本場台湾では、さらなる進化を遂げている。



 現在話題になっているのは、新北市に2カ月前にオープンした「大萌牛肉麺」。といっても、店名からわかるように、話題の中心は麺ではない。その特徴は、女性オーナーの体を張った格好にある。

「中華網」(8月3日付)などの報道によると、彼女は白のスポーツブラに黒のパンティという露出度の高い衣装をまとい、蝶ネクタイと白ストッキングでセクシーさを演出。その姿で厨房に立ったり、接客をしたりしているのだ。胸の谷間は深く、なかなかの巨乳で、台湾メディアが“爆乳牛肉麺”と称するのもうなずける。


 報道によると、オーナーはゲーム実況者「大萌妹子」で、その世界では有名人。約2カ月前にこの店舗を買い取り、牛肉麺店のオーナーに転身したのだという。報道を受け、ネットでは「麺を売っているのか、色気を売っているのか、どっちなんだ?」「この記事は、萌えっ子のための広告なんだろ」といった辛辣な意見が多く寄せられ、売春疑惑まで浮上している。

 それに対し彼女は、Facebookのページで「私に対して『いくら?』って聞かないでほしい。私は牛肉(麺)を売ってるの!」と反論。「もし、おいしくないと思ったら、意見を聞かせてほしい」と呼びかけていた。
殊勝な発言だが、彼女の過去の投稿をたどってみると、メイド服にセーラー服、ブルマなどのコスプレ画像やセクシー画像であふれており、売春とはいかなくても、女の武器を利用して客を増やそうとしているのは間違いなさそうだ。

 さっそく同店を訪れたという日本人男性は、彼女の商売の巧みさについてこう話す。

「味は至って普通でしたが、かなり繁盛していましたよ。日本の文化がかなり流入している台湾では、メイドカフェも人気ですが、カフェは客に長居されるという特徴があります。ところが、麺店は回転率が高いので、たとえしつこい客が来ても、写真撮影に応じておけば長時間相手にする必要はありません。それに、台湾の夏はかなり暑く、エプロンもつけずにあれだけ肌を露出しているので、彼女の汗が牛肉麺に滴り落ちるのでは? と心配になりました。
マニアにとっては、たまらない“隠し味”なのかもしれませんが……」
 
 日本進出が待ち遠しい!?
(文=中山介石)