マツコ・デラックス

 公正取引委員会に注意を受けたことで、ジャニーズ事務所が元SMAP稲垣吾郎草なぎ剛香取慎吾の『新しい地図』に“圧力”をかけたという疑惑がクローズアップされている。 

 そんななか、8月1日発売の「週刊文春」(文藝春秋)が、タレントのマツコ・デラックスが、稲垣に対して共演NGを突き付けていた事実を報じて波紋が広がっている。

「TOKYO MXの人気番組『5時に夢中!』に、稲垣吾郎が準レギュラー出演する話が進む中、レギュラー出演しているマツコ・デラックスの所属事務所が『稲垣を出すならマツコは降板する』と番組側に申し入れていたといいます。しかも、文春の直撃にマツコは『SMAPだから(テレビに)使われていたわけで、SMAPじゃなくなった3人に魅力を感じますか』『旬かどうかわかるでしょう。あの3人は木村拓哉中居正広とはマンパワーが違うのよ』『テレビはキンプリを使いたい』と、あからさまにジャニーズ事務所に迎合したコメントまで出しています」(週刊誌記者)

 これにはネット上で「マツコもえげつなくなったな」「マツコだけは癒着なんて興味ないと思っていた」「いつの間にこんなに偉そうになったんだ」といった批判コメントが飛び交い、反体制派と思われていたマツコが体制に魂を売ったことに失望した人も多かったようだ。

「マツコは芸能関係者との“お付き合い”からは距離を置いていたが、『月曜から夜ふかし』(日本テレビ系)で共演する関ジャニ∞村上信五を通じて知り合ったジャニーズの女帝・メリー喜多川副社長と今やべったりの関係です。マツコは日本財団パラリンピックサポートセンターの顧問に名を連ねており、『国際パラリンピック委員会』から特別親善大使に任命されている『新しい地図』とは、東京パラリンピックを成功させるために共闘すべき立場。しかし、ジャニーズはを『NHK東京2020オリンピック・パラリンピック放送スペシャルナビゲーター』に就任させ、『新しい地図』排除に動き出している。

明石家さんまに次ぐタレントパワーを持つマツコがジャニーズ側についたことで、パラリンピックをテコに地上波復帰を目指そうとした『新しい地図』の戦略は潰されることになりそうです」(前出・週刊誌記者)

 強い者にシッポを振り始めたマツコは、今後もお茶の間に支持され続けるのだろうか。