J-WAVE『~JK RADIO~TOKYO UNITED』公式サイトより

 こんにちは。ラジオ書き起こし職人のみやーんZZです。

いつも聞きまくっているラジオの中から興味深かったエピソードを紹介する連載の第62回目。今回は2022年4月1日放送のJ-WAVE『~JK RADIO~TOKYO UNITED』でラッパーのKREVAさんが藤井風さんの楽曲『まつり』について話していた部分です。

 藤井風さんが『何なんw』で本格的にブレイクする前から、音楽プロデューサーの蔦谷好位置さんとともに「ヤバいよね」と注目していたというKREVAさん。番組リスナーからのリクエストで選曲された新曲『まつり』について、番組ホストのジョン・カビラさんから「この曲のどこがいいですか?」と質問されたKREVAさんは「全部、いいですね。ラップしてもめちゃめちゃうまそうですよね。リズムを外すこともないというか。

すごいいい位置に乗れていると思うし。すごくかっこいいと思います」と話し、その言葉の選び方やリズムへの乗り方から、ラッパーとしての資質もあるのではないかと指摘します。

 続いて『まつり』の特徴的なメロディーラインについても言及するKREVAさん。

 メロディーラインの製作に藤井さんがどれだけ関わっているのかはわからないと前置きはしつつも「この楽器の使い方がアメリカのロサンゼルスで昔、流行ったヒップホップ……ドクター・ドレーとかスヌープ・ドッグがやっていたGファンクみたいで。日本の楽器でGファンクのメロディーを弾いていて、それがGファンクの日本的な解釈みたいに聞こえて。そういう使い方があるんだなって。

こういう耳を引くリードのメロディーが乗っているのがGファンクの音楽の特徴なんですけど、それの日本版みたいな感じですごくおもしろいと思いました」と話していました。

『まつり』のイントロから流れる「ピーヒャラ♪」というあの印象的なメロディーに90年代西海岸ヒップホップ、Gファンク感を見出したというKREVAさん。僕もなんとなく同じようなことを感じていたので、このKREVAさんの指摘には思わず膝を打ってしまいました。

 さらには『まつり』の歌詞の好きなポイントについて話すKREVAさん。「『秋祭り』の次は『冬休み』なのもいいですよね。『冬祭り』はないんだなっていうのがすごいいいところだと思います」と藤井さんの独特な歌詞のセンスについても絶賛していたのでした。

「藤井風さんの今後が楽しみですね」というジョン・カビラさんに対して「いや、もう健やかに、伸びやかに行ってほしいですね」と答えていたKREVAさん。藤井さんを全面的に評価しているトークを聞いているとついつい、KREVAさんと藤井風さんのコラボ曲の実現にも期待をしてしまいますよね。

 KREVAさんのトラックでラップしまくる藤井風さん、すごく見てみたいです!