Hey! Say! JUMP 公式インスタグラムより

 8人組男性グループ・Hey! Say! JUMPが6月21日、伊野尾慧のバースデーを記念して、グループの公式インスタグラムで生配信を実施。これが大盛況となり、Twitterでは「#伊野尾誕生日選抜」が“日本トレンド”の1位になったほか、「#むににの日」「#宮城公演で告知してたやつこれか」「#JUMPのいんすた」「伊野尾くん」など、数多くの関連ワードが上位にランクインした。

 伊野尾が22日に32歳の誕生日を迎えるにあたり、伊野尾、知念侑李中島裕翔有岡大貴が“誕生日選抜”として配信に登場。午前0時に合わせて視聴者と一緒に「5、4、3、2、1」とカウントダウンを行い、誕生日を迎えた瞬間、4人は「おめでとう!」などではなく、なぜか「あーーー!」と絶叫していた。

 17日に同インスタグラムを開設したばかりとあって、伊野尾は「15年やってきて、こうやってまた新しいことができるっていうのが、うれしい」とコメント。ほかのメンバーから“32歳の抱負”を問われると、伊野尾は視聴者に向けて「せっかくインスタを始めたから、こうやって新しいツールを使って、みんなとより近く、より長くつながれたらいいなって思います。インスタライブもちょこちょこやるんで、見に来てくれたらうれしいです」と呼び掛けた。

 なお、Hey! Say! JUMP公式インスタグラムのフォロワー数は、22日午後12時30分時点で48万人を突破。ネット上では、「伊野尾ちゃん生誕祭が楽しすぎた。アーカイブでまた見られるし、インスタ始めてくれて感謝しかない」「メンバーと一緒にお誕生日を迎えられるなんて、最高すぎて泣けてくるよ」「メンバーが近く感じられるインスタ、最高すぎる。これからも配信やってくれるって言ってくれるし、ますますJUMPの沼にハマりそう」などと歓喜の声が相次いでいる。

 一方で、SNSへの参入が遅れているジャニーズグループのファンからは「JUMP、インスタ開設したの? キスマイはいつになったらアカウントできるの……」「いい加減、Sexy ZoneジャニーズWESTのメンバーも、何かしらのSNSやってほしい」「グループによってネットでの活動量が違いすぎるのなんで?」と不満げな声も目立った。

 ジャニーズタレントのインスタグラムといえば、2019年5月に山下智久が初めてアカウントを開設(20年10月末に退所)。その後、SixTONESジャニーズJr.内ユニット・Travis Japan関ジャニ∞木村拓哉KinKi Kids堂本剛King & Princeなどが続いた。

6月22日にはデビュー10周年のA.B.C-ZがようやくTwitterアカウントを開設している。

 一見、時代の波に乗っているようにも見えるジャニーズだが、タレントを守る目的で、いまだ“時代錯誤”とも取れる厳しい基準やルールを設けていることで知られている。その片鱗は所属タレントの発言からもたびたび窺うことができ、例えば先日、インスタグラムの個人アカウントにて、ストーリーズの「質問スタンプ」機能を使用し、約3時間にわたって“質問返し”を行った元V6の三宅健。彼は、今月11日放送の『三宅健のラヂオ』(bayfm78)で“ジャニーズへの許可取り”について言及している。

 それによると、三宅は“質問返し”を「本当は(午後)9時くらいから始めたかった」そうだが、「会社に確認して、『やっていいですかー』の許可が下りるまでにすごい時間かかった」のだとか。結局、ストーリーズへの投稿は、深夜帯になってしまったという。

 さらに、昨年7月に個人のインスタグラムを開設したKinKi Kids・堂本光一は、開設直後に行ったコンサートで、ジャニーズのインスタ運用に関するルールに言及。光一いわく、「フォローしていいのは、ジャニーズタレントのアカウントのみ」「事務所以外の人が写る画像は掲載NG」「ジャニーズタレントでも、インスタアカウントを持っていないタレントの画像はNG」といったルールがあるそうで、納得がいっていない様子の光一は「変な事務所」「クソみたいなルール」と切り捨てていた。

 また、ネット参入に関するグループによるバラつきは、SNSのみならずYouTubeも同様。Snow Man、SixTONES、なにわ男子などの若手グループが、YouTubeチャンネルを精力的に更新している一方で、Sexy ZoneやジャニーズWESTなど、いまだバラエティチャンネル自体が存在しないグループも多い。

 当然ながら、人気の程度がチャンネル登録者数や再生数に表れてしまう……というリスクはあるにせよ、メディア露出に乏しいグループほどネットを駆使したプロモーションに積極的であるべきだけに、該当グループのファンから「なんで開設しないの?」と不満の声が上がるのも当然といえそうだ。

 主演ドラマのホームページにまで所属タレントの画像掲載を許可しなかった、かつてのジャニーズと比べれば、その許容ぶりは雲泥の差といえるが、それでも染みついた“古臭い体質”は、今も根底に残っているといえそうだ。

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