水木一郎さん公式サイトより

 今週のホットなニュース・トピックをピックアップして、時事漫才をお送りします。

 またも、悲しいニュースが飛び込んできました。

子どものころから慣れ親しんだ水木一郎「アニキ」の名作アニソンの数々と共に、故人たちを振り返ります。

ボ:ちょっと、悲しい気持ちを聴いてもらっていいですか?

ツ:訃報がありましたからね。

ボ:「さびしいーZ」「早すぎるーZ」「アニキー、アニキー」

 

■「水木一郎」:12月12日、アニソン界の巨匠、水木一郎さんが6日に肺がんのため亡くなっていたことがわかりました。74歳でした。「マジンガーZ」をはじめ、子どものころ観てたアニメの歌は、だいたい水木さんの歌でした。
合掌。

 

ボ:何言ってるんですか! 「男はつらいよ」シリーズの「佐藤蛾Z郎」さんの話ですよ。

ツ:佐藤蛾次郎さんに「Z」を入れて、間違えてくるな。「アニキ」といえば、「水木一郎」さんの流れでしょ。

 

■「佐藤蛾次郎」:12月12日、『男はつらいよ』シリーズの源公役で知られる俳優、佐藤蛾次郎さんが、9日に虚血性心疾患のため亡くなっていたことがわかりました。78歳でした。
映画『戦国自衛隊』(古いほう)の演技が忘れられません。合掌。

 


ボ:寅さんを「アニキ、アニキ」と慕ってたじゃないですか!

ツ:たしかに、そうだったけど。「蛾次郎」さんを悼んでたんですね。

ボ:そうですよ。しかし、笠智衆さん、渥美清さん、太宰久雄さんに続いて、蛾次郎さんの訃報ですよ。

今や、男はつらいよ」「呪われた映画」と言われてるらしいですね。

ツ:いや、出演者がご高齢なだけだよ。

ボ:「山田洋次」監督は……。

ツ:失礼なこと考えるな! まだまだお元気だよ。

ボ:蛾次郎さんもですけど、「水木さん」の訃報もひときわさびしいですね。今は、雲の上で「大好きだった妖怪と一緒に楽しく過ごされてる」んでしょうけども……。

ツ:「水木しげる」先生じゃないですよ。

 

■「水木しげる」:言わずと知れた、漫画『ゲゲゲの鬼太郎』の先生です。2015年、93歳で亡くなりました。

 

ボ:数々の名曲がありますけどね。やっぱり代表曲は「おれはグレートマジンガー」ですか。

ツ:「マジンガーZ」だよ。

ここで、「Z」外してどうすんだよ。

ボ:あと、「機械の身体を手に入れて、パチスロに勝とうという少年の冒険」を描いた「銀河鉄道777」に……。

ツ:「999」ね。どんな話だよ。パチスロやらないでしょ。

ボ:「寄る年波には勝てない、かつての宇宙海賊の悲哀」を描いた「キャプテンもうろく」もよかったですね。

ツ:「キャプテンハーロック」だよ。

ボ:あと、「残酷な天使のテーZ」に……。

ツ:「エヴァンゲリオン」は、水木さんじゃないよ。

ボ:ジブリ作品では、「千と千尋の神隠し」もよかったですね。

ツ:え? 「Z」ついてないですよ。

ボ:「釜Z」って、あれ、水木さんじゃないんですか?

ツ:「釜爺(かまじい)」の声は菅原文太さんだよ。

ボ:ま、なんにせよ、早すぎますね。宮崎駿監督も、新作映画で水木さんとコラボしたかったっておっしゃってたそうです。

ツ:そうなんですか?

ボ:その映画のタイトルが、「君たちはどう生きるか」です。

 

■「君たちはどう生きるか」:12月13日、宮崎駿監督のスタジオジブリ製作アニメ映画最新作「君たちはどう生きるか」の公開日が、2023年7月14日に決定したことがわかりました。吉野源三郎さんの同名小説にインスパイアを受け、宮崎駿監督が原作・脚本・監督をするそうです。Twitterでは「引退詐欺」がトレンドに入ってました。

 

ツ:水木さん、もう亡くなっちゃったんだよ! いいかげんにしろ。

 

 ご冥福をお祈り申し上げます。