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 第44回ABCお笑いグランプリが575組エントリーし、決勝に12組が選ばれた。決勝は7月9日に行う。

昨年はカベポスターの優勝で幕を閉じた。今回は今年の決勝メンバーを解説させていただく。各ブロックの対戦カードも決まり、決勝が待ち遠しい方にメンバーの紹介をしておきたい。

Aブロック

★こたけ正義感
2017年デビュー、世間で初めて注目されたのはやはり2022年の「R-1グランプリ」準々決勝、「ワタナベお笑いNo.1決定戦」準優勝、「ABCお笑いグランプリ」準優勝じゃないかと思う。2022年に知った時にはもう既にネタの形は完成されていたので、あとは周りがどう評価されるかの待ちになっている状態。2022年の使者。

★サスペンダーズ
2013年結成、元々ライブシーンはネタ番組でも知られていたが、特に注目を浴びたのは2022年の「マイナビ Laughter Night」第8回グランドチャンピオン大会で優勝したことが大きいところ。キングオブコントも絶対に決勝に来ると思われ昨年は準決勝で惜しくも敗退。仮押さえキングオブコントファイナリスト。

★素敵じゃないか
2014年結成、過去にバニラボックスという名前で活動しており、2020年「素敵じゃないか」にコンビ改名後、M-1グランプリで毎年準々決勝に勝ち上がり続けるようになった。ライブシーンでも名前が知れ渡り、コンビ改名後に波を作った男たち。改名サーファー。

★天才ピアニスト
2016年結成、彼女たちの代表と言えばやはり「女芸人No.1決定戦THE W2022」優勝ではないだろうか……と思ったら2022年に「第52回NHK上方漫才コンテスト」を優勝、結果をバンバン出す事においては一流芸人でしかない。結果残しのベルトコンベアー。

Bブロック

★ダウ90000
2020年結成、「M-1グランプリ2021」の予選動画で5人組の面白い漫才師がいるという事で話題になり、すぐにテレビ出演にもなった。実際M-1の時は5人だったが、実際は蓮見翔、園田祥太、飯原僚也、上原佑太、道上珠妃、中島百依子、忽那文香、吉原怜那の8人組で活動している。お笑い大家族。

★友田オレ
現在早稲田大学の4年生で、お笑いサークルLUDO22期でもある。

YouTubeでなんとなしにあげたネタ動画が、2022年4月23日に藤井健太郎プロデューサーにTwitterで評価をされライブシーンで注目される。業界人ブラックホール。

★ハイツ友の会
2019年結成、「女芸人No.1決定戦THE W」では2020年から毎年準決勝に顔を出している。これだけでも相当凄いのだが、「令和3年度NHK新人お笑い大賞」で準優勝をする。全く動きのない漫才が武器の、金の成る直立不動。

★令和ロマン
2018年結成、2018年のNSC東京23期生を首席で卒業をしている。

元々大学生の時、魔人武骨という名前で活動しており、すでに面白かった。期待を裏切らない漫才をすることに定評があり、「M-1グランプリ2022」で準決勝に勝ち進んだことでも期待も高い。正統派漫才の模範。

Cブロック

★オフローズ
2016年結成、「NSC大ライブ OSAKA 2016」で「マイマイジャンキー」の名前で優勝した。改名後、「キングオブコント2020」では準決勝にも進んでいる。無駄のないトリオコントが素晴らしく、間違いなく結果を出す期待のコント師です。

結果間近芸人。

★ストレッチーズ
2014年結成、ライブシーンでは元々名前が早い段階で知られている方だったが、2022年「第3回ツギクル芸人グランプリ」の優勝で確実にお笑いライブでは知られる存在になり、「M-1グランプリ2022」でも準決勝に勝ち進み、今年最も期待されるコンビの1組でもある。希望の高身長。

★ダブルヒガシ
2014年結成、「M-1グランプリ2017」にて初めて準々決勝に勝ち上がってきて、そこから毎年準々決勝をキープしている。ボケの大東翔生は結成間もなくの時は角のような奇抜な髪型をしていましたが、ここ最近はナチュラルな髪型になり評価も上がったという印象もある。角と引き替えに得た評価。

★ヨネダ2000
2020年結成、「女芸人No.1決定戦THE W」2021、2022ファイナリスト、「M-1グランプリ2022」ファイナリストと連続で勝ち進み、コントも漫才も理解を超えた表現でネタをする姿は、先の読めない酔拳の達人のようにも思える。先の読めないキューティクル。

 実力者ばかりで決勝が待ち遠しい。

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日刊サイゾー2023.07.04