King & Princeのメンバーだった平野紫耀と神宮寺勇太が、新たな活動の拠点として選択した「TOBE」。ジャニーズ事務所で輝かしい歴史を作り上げてきた滝沢秀明氏が設立した事務所で、他には元V6の三宅健や、元ジャニーズJr.の「IMPACTors」ことIMP.のメンバーたちが所属している。
それぞれがインスタグラムなどのSNSや、YouTubeチャンネルを開設。IMP.は、8月18日にシングル『CRUISIN’』で世界同時配信デビューすることが発表されている。しかし、肝心の平野と神宮寺に関しては、動きが見えない状況だ。
「現在、TOBEでは新人のオーディションも開催中で、準備段階といった様子。ただ、平野と神宮寺のファンからは活躍が見たいという声が大きくなり、近々イベントの開催を発表する予定だとか。そもそも、初年度で6200円も払うファンクラブの会員を集めてしまっている。
今回、滝沢氏がジャニーズ事務所からタレントを「引き抜く」形でスタートした「TOBE」。以前も当サイトで報道した通り、会社の基盤となる売り上げはこのファンクラブの会費となる。
「平野と神宮寺だけで数十万人、三宅とIMP.を合わせれば、すでに50万人近い会員がいると言われている。単純計算でも30億円以上の売上になり、なにもサービスを行っていないに等しいTOBEからしたら莫大な収益。アイドルが事務所から独立したあとに、安定的な収益としてファンクラブ会費を徴収するのはよくあるビジネスモデルではある。
そんな大切な会員だからか、滝沢氏はファンクラブを巡って大盤振る舞いのサービスを見せて注目を集めることになった。
「TOBEは、公式サイトでニュースを発信し、ファンクラブの入会日で特別措置をとったことを発表した。これは、ファンクラブの申込みをしながらも、アクセスが集中して当日中に会員になれなかったファンに向け、希望者には入会日を変更するという前代未聞の措置。システムをいじらないといけないですし、金銭も絡む変更なのでかなり予算がかかる。通常ならこんなサービスはしないですが、TOBEは予算を投じて対応した。結果、SNSにはファンから神対応だと絶賛の声があがっている」(週刊誌記者)
これで、当面の売り上げはしっかりと確保したTOBEだが、この予算を使ってIMP.のように世界デビューも視野に入れ平野と神宮寺を大々的に売り出す準備をしているという。
「現在、秘密裏に平野と神宮寺用に楽曲の制作を行っているようだ。イベントを開催するにしても、キンプリの曲を歌うわけにいかないですし、とにかく楽曲が必要。予算は潤沢にあるので、日本だけでなく世界的なDJなどにもプロデュースを打診していると聞く。タッキーはエイベックスの関係者と仲が良いですし、プロデューサーを引き合わせてもらっているようだ。早ければ8月中にでも、平野と神宮寺、さらにIMP.の楽曲をマスコミに公表する手はずのようです」(音楽関係者)
さらに経営者として絶好調の滝沢氏は、脱テレビ戦略を仕掛け古巣のジャニーズ事務所や民放各局に揺さぶりをかけるつもりのようだ。
「現在行っているオーディションは、Netflixなどの配信サービスと提携するという話もでている。
今後は、今年8月末でジャニーズ事務所を退所するKis-My-Ft2・北山宏光や、9月末に退所の岸優太もTOBE入りが既定路線とされる。ジャニーズ事務所は性加害騒動が解決できず衰退している中、滝沢氏が男性アイドルビジネスで覇権を握る日はそう遠くないのかも知れない。
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