1980年代に“世紀のお騒がせカップル”と呼ばれた、マドンナ(57)とショーン・ペン(55)が、ショーンが主催するイベントに手をつないで登場し、世間を騒がせている。
1月9日、ショーンが主催する「第5回ハイチ大地震チャリティー・ガラ(Haiti Home benefit gala)」のレッドカーペットに現れたマドンナ。
マドンナは会場に入ると、ショーンと同じテーブルに座り、隣同士で仲良さそうに談話。ステージに上がり、「La Vie en Rose」を歌うパフォーマンスまで行った。歌う前、マドンナはギターを抱きしめながら、「言いたいことがあるの、ショーン。愛しているわ」とショーンを見つめながら発言。
この様子を撮影した動画がインターネットに流出すると、ネット上は、「復縁か!?」と大騒ぎに。四半世紀を経て、再び結ばれるのかとファンが色めき立っている。
マドンナは「マテリアル・ガール」(84年)のミュージック・ビデオ撮影時にショーンと出会い、意気投合。85年の誕生日にスピード婚したが、短気でパパラッチに対して攻撃的なショーンはハリウッドの問題児と呼ばれ、気の強いマドンナとは結婚当初から口論が絶えなかった。
逆上したショーンは88年12月に、酔っぱらった勢いでマドンナの邸宅に乗り込み、寝室にいたマドンナをイスに縛り上げ、数時間にわたり暴行・罵倒。トイレに行くことを口実に逃げ出したマドンナは、愛車に飛び乗り、通報した上で最寄りの警察署に駆け込んだ。その時のマドンナはアザだらけで、唇から血が流れており、対応した警察官たちは、彼女がマドンナだと気づかなかったほどだったと伝えられている。
しかし、91年に公開されたドキュメンタリー映画『イン・ベッド・ウィズ・マドンナ』で、マドンナはバックシンガーたちを相手に「人生で最も愛している、一番大事な人はショーン」だと告白。
一方のショーンは、91年から交際し始めた女優のロビン・ライトと再婚し、安定した家庭を築いたかと思いきや、2010年に離婚。14年には女優シャーリーズ・セロンと交際を開始し、仲むつまじい姿を撮られており、ゴールイン間近かとウワサされたが、結婚観の違いで破局。すると、話題はすぐ、ショーンがマドンナに急接近し始めたことにシフト。8月にマドンナの長男ロコがショーンに「ママをデートに誘ってよ」と電話したと報じられ、マドンナはインスタグラムに、ショーンにキスされている大昔の写真を投稿。何度目かの復縁報道が白熱したのだ。
しかし、ここにきて、ショーンが「メキシコの麻薬王」と呼ばれるホアキン・グスマンへのインタビューを行い、それがもとで脱走していたホアキンが逮捕されるという事態に。世間からは、「人殺しの麻薬王なんかよりも、被害者の家族をインタビューしろ!」「麻薬王のことを、カリスマ性があると言うなんて」とバッシングされており、「マドンナとの復縁報道は、麻薬王とのインタビューの火消し行為」だという説も流れている。昨年末、ショーンが、自分のことをDV男だと発言したリー・ダニエルズ監督を名誉毀損で訴えた際も、マドンナが「結婚していたときに、ショーンがわたしを暴行したことはない」と書いた宣言書を提出し彼を援護していることから、今回もショーンに頼まれて、彼をかばっているのではないかというのだ。
裏があるのか定かではないが、マドンナのショーンに対する愛は本物だとみられている。四半世紀の時を経て、2人が復縁するのかどうか。2016年は、この2人から目が離せない年になりそうだ。