2017年の年明け直後、ネット上にはSMAPファンを混乱させるような記事が掲載された。「週刊新潮」(新潮社)「女性セブン」(小学館)のウェブ版が、それぞれ木村拓哉を除く“元”SMAPメンバーたちが、大みそかに都内焼肉店で“打ち上げ”を行ったと報じたのだ。



 「新潮」「セブン」によると、打ち上げにはリーダー中居正広をはじめ、香取慎吾草なぎ剛稲垣吾郎に加えて、1996年に脱退した森且行も参加したという。

「この店は、堺正章がプロデュースする高級焼肉店で、09年のオープン時には、多くの芸能関係者が招待されていました。外観やメニューなどの一部が報じられたことで、すでに多くのファンが店舗の情報を調べ、足を運んでいるようです」(スポーツ紙記者)

 堺の所属事務所は、大手芸能プロ・ケイダッシュグループで、オープン当初は、ケイダッシュ関係者が同店舗を使用して接待を行っていたという。

「中居らが使用したという2階席は、ケイダッシュが御用達の記者などマスコミ関係者を招いて、“密会”する場所としても使用されているといいます。また、同社の忘年会もここで開催され、所属タレントが大勢参加していたそうです」(同)

 ネット上では、「なぜ中居らはこの店を打ち上げ会場にしたのか」また「なぜ木村だけ不参加だったのか」について、疑問の声が飛び交っている。

「ケイダッシュは、元チーフマネジャー・飯島三智氏とSMAPが最初に独立を計画した際、受け皿になるといわれた田辺エージェンシーとグループ関係にある芸能プロ。
この店を木村以外のメンバーたちが使ったことには、今後の新たな展開を予想せざるを得ません。なんともキナ臭さを感じてしまうのは当然でしょう」(同)

 SMAPが最後の時間を過ごした場所として、大勢のファンが訪れるというのも頷けるが、“木村を除くメンバー”が集結したという点に関しては、メンバー間の溝は埋まらなかったことを連想させる。「スポーツニッポン」は、ファンが同店舗に訪れる様子を“聖地巡礼”と表現しているが、SMAP内の分裂を決定付けるような打ち上げが開催されただけに、こんなにも皮肉な“聖地”は存在しないだろう。