波瑠が主演を務める映画『オズランド 笑顔の魔法おしえます。』が10月26日に公開するも、週末の国内映画ランキング(興行通信社提供)で初登場9位という大コケを記録。

業界内から「波瑠だからこそ集客できるかと思ったのに……」と、ため息が漏れているようだ。

「『オズランド』は、『海猿』(小学館)などの原作者として知られる作家・小森陽一氏の小説『オズの世界』(集英社文庫)を実写化した作品です。主人公である、超一流ホテルチェーンの新入社員・波平久瑠美(波瑠)は、地方の遊園地に配属となったことに不満を抱くものの、“魔法使い”と呼ばれる天才社員・小塚慶西島秀俊)や個性的な従業員たちと出会い、自身もやりがいを感じていくという物語です」(映画ライター)

 波瑠といえば、2015年のNHK連続テレビ小説『あさが来た』の主演が好評で、同作終了後はほとんど途切れることなくドラマ出演が続いている状況。16年4月期に大野智の相手役を務めた『世界一難しい恋』(日本テレビ系)は最終回で平均視聴率16.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を叩き出し、17年4月期に主演した『あなたのことはそれほど』(TBS系)もネットを中心に話題を呼んだ結果、最終回で14.8%を記録した。

「今年も1月から3クール連続でドラマに出演し、4月期の主演ドラマ『未解決の女 警視庁文書捜査官』(テレビ朝日系)は全話平均12.9%をマークしています。このように、波瑠は連ドラでヒットを連発しているイメージがあるので、関係者は『映画の方も』と期待していたようなのですが……。
全国239スクリーン公開で、初登場9位と大爆死。なんとも幸先の悪い数字だけに、次週には圏外落ちするのではないでしょうか」(同)

 興行的には暗雲が立ち込める一方、『オズランド』を鑑賞したネットユーザーのレビューを見ると、意外にも「結構おもしろかった」「微笑ましい気持ちになれた」などと好意的な声も多いが……。

「ただ、『わざわざ映画館で見る必要はなかったと思う』『良く言えばわかりやすい、悪く言えば単純なストーリーでつまらなさを感じた』といった意見も。こうした評判の影響もあるのか、『観客が全然いなかった』『ほぼ貸し切り状態だったわ』『ガラガラで心配になる』という書き込みも目立ちます」(同)

 波瑠の“魔法”は、ドラマにだけ有効なのだろうか。