田中圭が主演を務める連続ドラマ『おっさんずラブ-リターンズ-』(テレビ朝日系)が1月5日に放送を開始。2018年に大ヒットした連ドラ『おっさんずラブ』の続編だが、業界内からは「今後の口コミでどれだけファンを呼び戻し、また増やせるかが注目されている」(テレビ局関係者)との声が聞こえてくる。
同シリーズの始まりは16年12月の単発ドラマだったが、18年4月期に連ドラ版シーズン1を放送。天空不動産の営業部員・春田創一(田中)と牧凌太(林遣都)、営業部長・黒澤武蔵(吉田鋼太郎) 、営業部主任・武川政宗(眞島秀和)らによる“男性同士のラブコメディ”を展開し、大きな話題を呼んだ。
「その後は19年8月に『劇場版 おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~』が公開されたほか、同11~12月に連ドラ版シーズン2『おっさんずラブ-in the sky-』をオンエア。そしてこのたび連ドラ版シーズン3となる『おっさんずラブ-リターンズ-』がスタート。初回の平均世帯視聴率は、大好評だったシーズン1の最終回、またシーズン2の初回と比べれば結構下がっていたようです」(同)
『おっさんずラブ-リターンズ-』Tverスピンオフドラマ「春田と牧の新婚初夜」にファン悶絶
なお、シーズン1の最終回は春田と牧が結ばれ、このカップルを推していたSNS上のファンは大歓喜。一方、シーズン2は、舞台が天空不動産ではなく天空ピーチエアラインに変更され、シーズン1とは別軸の世界線の春田や黒澤が登場。一方で牧は存在しないことになっており、賛否両論が巻き起こった。今回のシーズン3は天空不動産編の続編とあって、もともとのファンの注目度も高いと思われたが……。
「やはりシーズン1から間が空きすぎたのが原因で、視聴者を逃してしまったのかもしれません。ただ、シーズン3第1話での春田と牧は、どこかギクシャクしていたものの、ラブラブっぷりは健在で、動画配信サービス・TVerで視聴できる『おっさんずラブ-リターンズ- スピンオフドラマ「春田と牧の新婚初夜」』もまた、2人のアツアツな様子が描かれ、ネット上のファンには『可愛すぎる』『悶絶した』などと大好評。サスペンスやアクション要素が盛り込まれ、ド派手な爆破シーンもあった劇場版は不評で、ファンから『春田と牧のほのぼのした日常が見たいのに』と不満が続出していただけに、そのあたりをカバーしている今作は、今後どんどん視聴率が伸びていくのでは」(同)
SNS上では、シーズン3の新キャラクターで天空不動産に中途入社してきた和泉幸(井浦新)とその同居人・六道菊之助(三浦翔平)のいわくありげなストーリーに期待するファンも散見される。5年前の『おっさんずラブ』旋風が、今年再び巻き起こるか。
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