腹まわりが気にならない男性用上半身水着が密かなブーム
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今年の夏は海やプールへ出かけただろうか。特にお父さん世代の人たちは、家族で泳ぎにいくこともあるだろう。
そんなときに気になるのが、おなか周りだ。気になってはいるものの、飲み会や深夜の食事などで、どうしてもおなかに余計なお肉が付いてしまいがちだ。

　普段はスーツなどに隠れてしまうため、あまり気にはならないものの、海やプールで水着姿になると、ちょっと気になってしまう。そんな男性の間で密かに人気が高まっているのが、男性用の上半身水着だ。

　競泳用やサーフィン用に、身体にフィットするタイプの上半身水着は以前から販売されている。しかし、海水浴などで着るにはややスポーティすぎる感がある。メタボ体型なのにフィットする水着では、身体のラインが強調され逆効果となることも。そこで、身体のラインを強調しないタイプの上半身水着を、スポーツウェアメーカーと大手繊維メーカーなどが共同開発しているのだ。

　身体にフィットするタイプとは違い、やや余裕のあるデザインとなっているため、気になるおなか周りを隠すことが可能。実際に使用している人に聞くと「体型を隠せるだけでなく、保温効果もあるので泳いだ後に寒くならない」という。また、上半身の露出を少なくすることができるため、日焼け防止にも役立つ。

　見た目はＴシャツのようなので、家からそのまま着ていっても違和感はない。
もちろん着たまま泳げる。速乾性に優れているものや水を弾くタイプのものなどがあり、泳いだ後も普通のＴシャツのように着ることができるというメリットもある。

　Ｔシャツを着て泳ぐ人もいるが、Ｔシャツは水分を吸ってしまいかなり重くなる。筆者は昔、くらげ対策としてＴシャツを着たまま海で泳いでいたら、水分で重くなってしまい、沖から岸まで泳いで戻ることができなくなり溺れてしまったことがある。そんな危険を回避するためにも、上半身水着はいいのではと思う次第だ。

　女性用の水着はセパレートにワンピース、タンキニなどいろいろなバリエーションがあるが、男性用水着は常にパンツだけ。しかし、上半身水着と組み合わせれば、いろいろなスタイリングが楽しめる。メタボ隠しだけではなく、ファッションとしても活用してみてはいかがだろうか？

（三浦　一紀）


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