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ユニ・チャーム(8113)、20期連続「増配」を発表し、年間配当は20期で16.2倍に増加! 2021年12月期は前期比4円増の「1株あたり36円」、配当利回り0.7%に

 ユニ・チャームは、2020年12月期の配当を前期比で「増配」とする予想を、2020年2月13日の15時30分に発表した。これにより、「連続増配」記録を”18期”から”19期”に更新する見通しとなった。


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 ユニ・チャームは2020年12月期の予想配当を、中間配当(6月)は「16円」、期末配当(12月)は「16円」、合計の年間配当額は「1株あたり32円」と発表した。ユニ・チャームの2019年12月期の配当は「1株あたり28円」だったので、前期比で「4円」の増配となる。

 ユニ・チャームは配当政策として「配当の安定的かつ継続的な増額」を掲げており、2003年3月期から毎期「増配」を実施している。もし、2020年12月期の増配が予想通りに実施されれば、「連続増配」期間は”19期”となる。

 なお、ユニ・チャームの年間配当額は2003年3月期から2020年12月期までの19期で「1株あたり2.2円」から「1株あたり32円」まで、約15倍へと大幅にアップしている。
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ユニ・チャームの過去20期の配当の推移は?■ユニ・チャーム(8113)の過去20期の配当の推移期年間配当額 期年間配当額2002/32.2円2012/310.6円2003/32.6円2013/311.3円2004/33.1円2014/312.6円2005/33.3円2014/212.7円2006/33.5円2015/1214.8円2007/34.8円2016/1216円2008/35.1円2017/1220円2009/36.0円2018/1224円2010/37.7円2019/1228円2011/39.3円2020/1232円
(予想)

 ユニ・チャームの2020年2月13日時点の株価(終値)は3739円なので、配当利回り(予想)は以下のようになる。

【※ユニ・チャームの配当利回り】
株価:3739円
年間配当額:中間16円+期末16円=32円
配当利回り=32円÷3739円×100=0.85%

 ユニ・チャームの配当利回りは0.85%。2020年1月の東証1部の平均利回りは2.00%(配当実施企業のみ)なので、ユニ・チャームの配当利回りは「かなり低め」と言えるだろう。また、ユニ・チャームは過去に株主優待を実施していたが、2006年3月期をもって株主優待を廃止している。したがって、単純な利回りだけで見れば魅力は薄い。

 しかし、ユニ・チャームは2020年12月期も前期比「4円」の増配となる予想を発表したことで、連続増配記録を”19期”に更新する見通しとなった。単純な「高配当株」よりも、着実に配当を増やす「増配株」の方が”優良銘柄”である可能性は高い。

株価の急落局面などでユニ・チャームに投資するチャンスがあれば見逃さないようにしたい。
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 ユニ・チャームは、生理用品や紙おむつ(乳幼児用・大人用)といった衛生用品の製造・販売を手掛ける大手メーカー。海外売上高割合は6割を超える。ペットフードやペットシートなどの、ペット関連製品も扱う。2020年12月期(通期)の連結業績予想は、売上高6.4%増、コア営業利益11.4%増、当期利益36.6%増と好調(すべて前期比)。

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■ユニ・チャーム業種コード市場年間配当額化学8113東証1部32円株価(終値)単元株数最低投資金額配当利回り3739円100株37万3900円0.85%※株価などのデータは2020年2月13日時点。最新のデータは上のボタンをクリックして確認してください。
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