ユーザベースの株主優待は、毎年12月末時点の株主が対象となり、内容は「100株以上を保有する株主に『NewsPicks』のプレミアムプラン(有料購読)を3ヵ月無料で購読できるクーポンコードが記されたギフトカードと、『QuartzJapan』の年割プラン(1万円)を1年間50%割引で購読できるプロモーションコードが記されたギフトカードを贈呈」というもの。
「NewsPicks」はソーシャル経済メディアで、無料で閲覧できる記事も多いが、一部の記事や動画を見るためには、月額1500円の「プレミアムプラン」に加入する必要がある。
また、「QuartzJapan」とは、平日の朝と夕方の2回、世界中の重要ニュースをピックアップして配信するメディアで、料金は月額プラン1000円(年割プラン1万円)となっている。
ユーザベースが株主優待を新設する理由は、「ご支援いただいた株主の皆様への感謝をお伝えするとともに、これまでご要望の多かった当社サービスの有料コンテンツを体験いただくことで、当社事業へのご理解をより一層深めていただき、末永く当社をご支援いただきたい」から、とのことだ。
ユーザベースの株主優待は、2019年12月末時点の株主名簿に記載または記録された株主から贈呈される。
ユーザベースの株主優待制度の詳細は? ◆ユーザベースの株主優待制度の詳細 基準日 保有株式数 株主優待内容 12月末 100株以上◆「NewsPicks」のプレミアムプランを3ヵ月無料で購読できるクーポンコードが
記されたギフトカード(4500円相当)
◆「QuartzJapan」の年割プラン(1万円)を
1年間50%割引で購読できるプロモーションコードが
記されたギフトカード(5000円相当)
ユーザベースの2020年2月27日の株価(終値)は1761円なので、株主優待利回りを計算すると、以下のようになる。
(100株保有の場合)
投資金額:100株×1761円=17万6100円
優待品:ギフトカード2種で9500円相当
優待利回り=9500円÷17万6100円×100=5.39%
ユーザベースの株主優待は、自社で運営する2つのメディアの会員料金が一定期間無料になったり、50%割引されたりするギフトカード。100株保有時で株主優待利回りは5.39%と高水準だ(今期の配当予想は「無配」としている)。「NewsPicks」や「QuartzJapan」をよくチェックしている人なら、保有する価値は高いだろう。
【※関連記事はこちら!】
⇒株主優待+配当利回りが“10%超”の「高利回り銘柄」を紹介! 優待名人・桐谷さんや優待ブロガーの“おすすめ優待株”で作成した「高利回りランキング」ベスト3!
ユーザベースは「NewsPicks」などのメディアのほか、経済情報の検索プラットフォーム「SPEEDA」などを手掛ける企業。2019年12月期(通期)の連結業績は、売上高125億2100万円(前期比34.1%増)、営業利益12億3600万円の赤字、経常利益14億2900万円の赤字、当期純利益は16億2000万円の赤字。売上は伸びるも、先行費用が負担となって減益に。2020年12月期(通期)の連結業績予想は、利益については「未定」としているが、売上高は150億~160億円(前期比19.8%~27.8%増)を見込んでいる。
※「必要株数」は株主優待の獲得に必要な株数、「最低投資金額」は株主優待の獲得に最低限必要な資金を指します。