イチケンは2020年3月期の予想配当を、普通配当「80円」、記念配当「10円」、合計の年間配当額を「1株あたり90円」と発表した。なお、イチケンは中間配当を実施しておらず、配当は期末配当(3月)のみの実施。
2019年3月期の配当は「1株あたり80円」だったので、前期比で「10円」の増配となる。今回の増配発表により、イチケンの配当利回り(予想)は5.21%⇒5.86%にアップしている。
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イチケンは建設企業のため、業績が大型案件の動向や景気に左右されやすい。しかし、「配当の安定的な実施」にも重点を置いた配当政策をとっており、2011年3月期以降は「非減配」が続いている。
(予想)
イチケンの2020年2月28日時点の株価(終値)は1535円なので、記念配当を加味した場合の配当利回り(予想)は以下のようになる。
【※イチケンの配当利回り】
株価:1535円
年間配当額:普通配当80円+記念配当10円=90円
配当利回り=90円÷1535円×100=5.86%
イチケンの配当利回りは5.86%(記念配当を加味しない場合は5.21%)。2020年1月の東証1部の平均利回りは2.00%(配当実施企業のみ)なので、イチケンの配当利回りは「かなり高め」と言えるだろう。なお、イチケンは株主優待を実施していない。
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イチケンは商業施設の建築及び内改装工事を中核とする総合建設企業。