JFEシステムズ(4832)、7期連続「増配」を発表し、 配当利回りは3.54％にアップ、株価はストップ高に！ 2020年3月期は前期比35円増で「1株あたり120円」

　JFEシステムズは、2020年3月期の配当を「1株あたり120円」に修正すると発表した。なお、JFEシステムズは期末配当による年1回の配当を基本方針としている。

　2020年3月期の配当の前回予想は「1株あたり100円」だったので、前回予想より「20円」の増配となる。今回の増配発表により、JFEシステムズの配当利回り（実績）は3.54%にアップした。

　また、JFEシステムズの2019年3月期の配当は「1株あたり85円」だったので、前期比では「35円」の増配となり、7期連続の増配となった。
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　JFEシステムズの2020年3月期の業績は、「鉄鋼事業、一般顧客向け事業、基盤サービス事業のいずれもが順調に拡大したこと」などによって、業績予想を上回る着地となった。

　なお、本日14時に行われた「増配」と「2020年3月期決算」の発表を受けて、JFEシステムズの株価はストップ高の3390円で取引を終えている。さらに、SBI証券の夜間取引（PTS取引）では一時、当日の終値3390円より110円高い3500円（＋3.24％）を記録している。明日以降の株式市場でも注目を集めることになりそうだ。
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　ただし、2021年3月期の配当予想・業績予想については、新型コロナウイルス感染拡大の影響で「現時点では合理的な算定ができないため未定」となっている。今回「増配」が発表されたのは、すでに権利が確定している2020年3月期の配当であり、今後の状況によっては減配や配当利回りが低下するリスクもあるので注意しておこう。

　JFEシステムズは2014年3月期以降、増配を続けており、2020年3月期で”7期連続増配”を達成した。
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　また、JFEシステムズの配当額の伸び具合にも注目しておきたい。増配傾向が始まる直前の2011年3月期から2020年3月期までの9年間で、JFEシステムズの年間配当額は「1株あたり14円」から「1株あたり120円」まで、8.5倍以上に増加している。
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　配当が増えているということは業績が好調な証拠でもある。実際に、JFEシステムズの株価は2011年3月の終値718円から2020年2月に記録した年初来高値の4780円まで、6.6倍に上昇している。なお、「コロナ・ショック」で株価は下落しているものの、それでも本日（2020年4月23日）の終値は3390円なので、2011年3月の終値から4.7倍に上昇した水準で推移している。

■JFEシステムズ（4832）の株価チャート／月足・10年

　JFEシステムズの2020年4月23日時点の株価（終値）は3390円なので、配当利回り（実績）は以下のようになる。なお、2021年3月期の配当予想は「未定」のため、配当利回り（予想）も「未定」となる。

【※JFEシステムズの配当利回り】
株価：3390円
年間配当額：120円
配当利回り＝120円÷3390円×100＝3.54％

　JFEシステムズの配当利回りは3.54％。2020年3月の東証1部の平均利回りは2.41％（配当実施企業のみ）なので、JFEシステムズの配当利回りは「高め」と言えるだろう。なお、JFEシステムズは株主優待を実施していない。

　JFEシステムズは、JFEグループに属するSIer企業。